昨日より今日を大事に。~日々のこと~ | 今日の風に勇気をもらって

今日の風に勇気をもらって

ささやかな日常にもたくさんの幸せが隠されている。

1月のある日、仕事中に夕食のことを考えていたら、

無性に「おでん」が食べたくなりました。

 

胃痛と頭痛が続き、少しずつ食欲ももとに戻りつつあった頃。

勤務19時終わりの日、改札口の向こうにあるコンビニへ直行です。

 

こんな寒い日は夫の作った「おでん」を思い出します。

「美味しかったなぁ」などとしみじみ、ホロホロです。

 

はい、判定。

出来合いの「おでん」は大差で大負けです。

なんで、こんな甘いおでんが食べたくなったのだろう。

けれど、お皿に盛った分は完食いたしました。

傷ついた胃腸はほぼ完治しました。^^

強く、逞しく、「今日を大事に」生きていくためには、

しっかり食べて元気に過ごさねばなりません。

 

ところで、図書館に行くことが減りました。

実家に帰るたび、書棚を見ては「これ、借りるね」と一冊づつ

持って帰る近頃です。

 

最近は藤原緋沙子さんの文庫本を読んでいます。

     

     

 

この作家の本は2冊目なのですが、母の本棚から借りるようになってから

時代・歴史小説の面白さに気がつき、夫が読んでいた歴史小説もページを

繰るほどになりました。書店に行っても、全然興味もなかったのに

時代・歴史小説のコーナーの前で立ち止まっています。

 

上の文庫本は全四巻になっているシリーズの内の一冊です。

 

主人公の青柳新八郎は、職業「よろず相談承り」の看板を掲げ

様々な事件や相談事を解決していきます。

 

3年前に失踪した最愛の妻の手がかりを追いながら、出会う人たちの喜怒哀楽に寄り添う

新八郎の活躍は面白く、江戸時代の風景や生活を想像しながら読んでいます。

 

読み終えたので、次をまた借りてこなくちゃと^^。

 

 

1月の「道しるべ」は京都の町歩きでした。

 

ウォーキング途中で見上げた山桜のまだ固い芽は、寒風にもしっかり向かって、

いつか必ずやってくるその季節を楽しみにしています。

 

珈琲の香りが流れてくると、つい足を止めてしまうのは

ほっとしたい時間に包まれてしまうから。

 

 

京都の細い通りを歩いて見つけた小さなカフェは若い女性店主が一人で

切り盛りをしていて、お菓子にあったコーヒーを選んでくれます。

 

 

新聞で紹介されていた漫画「夜廻り猫」の遠藤平蔵が近頃、気になっていて

本当に、こんな聞き上手な猫がいたらいいなぁと思っています。

 

意見するでもなく、アドバイスをするでもなく、共感…とも違うなぁ。

 

今日、とってもおいしい手作りのリンゴジャムを貰いました。

胃腸が強くない私にとって、りんごは、お腹にほっとする果実です。

幼かった昔、熱が出たときの思い出にも繋がっています。

リンゴのすりおろしは、母の温かさ。多くの大人たちの記憶にそっと

置かれているものではないでしょうか。

 

「きのふより今日を大事に冬籠 後藤夜半」俳句歳時記より引用

 

寒い間はおうちで籠っていたい近頃です。(^_^;)