今日は、午後から「精神保健福祉ボランティア講座」を受けてきました。
今回は公開講座で「クッキングハウス」代表の
松浦幸子（まつうらさちこ）さんの講演でした。
来週からあと３回講座（計４回）受けることになっているので
今日はその第１回目。
パパの病気（B型肝炎）については、かなり勉強して講演にも
患者会にも入っていた事がある私ですが
自分の病気のことやその関係者の方の話を聞いたことが
いままで一度もありませんでした。
RFL芦屋を経験して、その時同じような精神障害の女性と
話をしたことで
私は「自分だから聞いてあげられる話しもあるんだ～」って
気づくことができました。
それで、まだまだ治療中ではありますが・・・
私にできるボランティアはこれだ！！って
思ったので講座を受ける事にしたのです。
ちょうど・・・会社も辞めちゃったし、早退する理由を
説明をすることもないので、講座も堂々と受けられる～。
ちょっぴり嬉しかった。
講演の内容は、松浦先生が今までの精神科病棟のあり方に
疑問を持ち、精神障害者でも地域の方々と共に暮らす術は
ないかと考えて、働きながら病気の治療のできる場所として
作られたレストランが
「クッキングハウス」と言うのだそうです。
私はその名前を今回初めて聞きました。
そこで働かれている方の多くが、統合失調症患者の方。
それぞれ一人暮らしをしながら病気の治療をし、レストランで
ランチタイムに接客したり調理したり、
掃除したりと短時間ですが働かれているそうです。
今では全国から患者さんがみえるらしく、つらそうにしている方には
優しく手をさしのべ、言葉をかけて話しをじっくり聞いてあげるのだ
そうです。
つらい経験をしている彼らだからこそ理解しあえ、誰でも受け入れる
やさしさがそこにはあるとのこと。
夜には仕事をしているグループが集う場もあり
職場での悩みをそれぞれ話し合い、対処法をみなで考え
答えを見つけていくそうです。
その時、SST（ソーシャル・スキル・トレーニング）の練習方法も
↑違っていたらごめんなさい。
実際にやってみせてくれて
例えば上司に「残業してくれ！」と言われました。
これ以上働くと疲れてしまう、どうやって断ればいいのか？
それをみんなで話し合ってその場のシュミレーションを
し、話す練習をするのだそうです。
普通、なにそんな簡単なこと、って
思われるかもしれない。
でも・・・私もそうなんだけど
言えないんですよね。
上手く、言葉が見つからない。
どうやって言えばいいのか・・・
だから、電話で会社を休みたいってことも言えない。
どうやって話せばいいのか・・・
だから・・・それで怒られたとき涙が出た。
その時も・・・しどろもどろで上手く自分の気持ちを
言葉にできなかったから・・・悔しくて悲しくて。
今日、講座を受けてその事に気がついた。
私はまだ「うつ」なんだとはっきり。
再発を繰り返しているんじゃなくて
治っていないんだよね。（当たり前だけど・・）
だから、なぜか気分がすっきりした。
弱い自分を知っているから、人に優しくできる。
「自分に誇りを持って生きてください」
そう、松浦先生は言われました。
ちょっとウルっとしちゃいました。
私は統合失調症ではないけれど・・
症状はほとんど変わらない。
「幻聴や幻覚」がないだけ。
自分の病気の重さも
会場にみえていた方々に比べたら軽いものだった。
仕事にも復帰できる自信もついたし
あとは上司とのコミュニケーションの訓練だけかな。
そんなことができる場所はこの近くにはないけどね。
でも、それがわかったせいか心がすっきりしていた。
帰宅後ニコラに
「バトミントンでもやる？」って自分から声をかけていた。
「うん！！」ニコラはとっても嬉しそうに言った。
外で数十分だけだったけど久しぶりにバトミントンをした。
何ヶ月ぶり？何年ぶり？う～ん思い出せない。
夕食の時、パパに
「今日ね、ママとバトミントンやったんだよ！ね～っ！」
って嬉しそうに言うニコラ。
小６のニコラが「遊んで～遊んで～」って
うるさいぐらい今でも私にまとわりついてくる理由・・・
きっと寂しかったんだよね。
ずっと、ママ自分のことで精一杯だったもん。
ママがよくなるとパパの心配ばかりしていたし・・・
その次は体が弱くてイジメられってばかりの
ニコ太くんだったから。
ニコラはいつも明るく笑って、おバカなことばかりやって
みんなを笑わせてくれて・・・
一番我慢させちゃったかな。
少々やんちゃ娘だけど
今日はなんかいつもより娘が愛おしく見えました。
講座聞いてきてよかったです。素敵な出会いに感謝です。
今日の夕食は、はりきって餃子を作ったよｐ＾＾ｑ
ああ～っ！！いかん！
明日、定例会でみんなに会うんだった。
口臭いかも・・・やばっ！しっかり歯を磨かないと～。
まるこさん、カルボさん、イマニちゃんごめんね～。