【薬を勧めない薬剤師の健康情報】

 

電場・磁場が一番強い日本?

私たちの生活に欠かせない「電気」。

電気のない生活をすることが難しい時代になっていますが、実は日本の電気コンセントには、海外と違う特徴があります。

それが「アース」です。

日本のコンセントはアースが義務づけられていない?

アースとは、電気製品から漏れた余分な電気を、地中へ逃がすための仕組みです。

海外では、200Vの電圧を使用している国が多く、感電した場合の危険性が大きいため、アースを設置することが義務づけられている国があります。

一方、日本の一般的なコンセントは100V。

そのため、これまで一般的な2個口コンセントには、アース機能が付いていないものが多くありました。

電場と磁場はどう違う?

電磁波には「電場」と「磁場」があります。

電場は電圧(V)に、磁場は電流(A)に比例して大きくなります。

例えば、消費電力1000Wの電気製品を使った場合、

日本の100Vでは

1000W = 100V × 10A

つまり、10Aの電流が必要になります。

一方、200Vの場合は、

1000W = 200V × 5A

となり、必要な電流は5Aです。

同じ1000Wの電気製品でも、100Vでは10A、200Vでは5A。

そのため、電流に比例する磁場については、同じ条件なら100Vの方が大きくなります。

一方、電場は電圧に比例するため、電圧だけを比べれば200Vの方が大きくなります。

では、日本の電磁波は?

日本ではアースが十分に利用されていないケースがあるため、電気製品や配線の周囲に発生する電場・磁場について、気になる方もいるのではないでしょうか。

もちろん、電気を使わない生活をすることは、現代ではほとんど不可能です。

だからこそ、

「電磁波をゼロにしよう」と考えるのではなく、

できるだけ身近なところで電磁界への不要な曝露を減らす工夫

をしてみることが大切です。

使っていない電気製品の電源を切る。

寝るときは、できるだけ電気製品を身体から離す。

必要のない配線を整理する。

アースが必要な電気製品には、適切にアースを使用する。

そんな小さな工夫から始めてみませんか?

便利な電気と上手に付き合いながら、できることから健康的な暮らしを心がけたいですね。