【薬を勧めない薬剤師の健康情報】

 

おばあちゃんの知恵袋 ~自然の力で暮らしを守る~

昔は病院も診療所も身近になく、薬も簡単には手に入りませんでした。

そんな時代、人々は身の回りの草木や食べ物を上手に活用しながら、病気やケガに対処してきました。

現代では忘れられつつありますが、先人たちの知恵には学ぶべきことがたくさんあります。

熱が出た時は「草布団」

木綿の布を袋状に縫い、その中へ刈った草をたっぷり詰めます。

その上に寝ることで、身体にこもった熱が抜けやすくなると伝えられてきました。

自然の力を利用した、昔ながらの熱さましです。

豆腐は天然の冷却材

発熱時には木綿豆腐を半分の厚さに切り、

・頭
・脇の下
・内もも

に当てて冷やしていました。

また、やけどの際にも使われ、温まったら新しい豆腐に交換していたそうです。

食べるだけではない、豆腐の意外な活用法ですね。

「ハーブの女王」ヨモギの驚くべき力

ヨモギは古くから万能薬として親しまれてきました。

ケガをした時には葉を揉んで傷口に当てる。

お風呂に入れれば身体が温まり、お肌もすべすべ。

足湯に使えば身体が温まり、リラックス効果も期待できます。

さらに昔の人は、

・風邪の咳が出る時
・お腹の調子が悪い時
・女性特有の不調がある時

などにも活用していました。

まさに「飲んでよし、つけてよし、浸かってよし、嗅いでよし」の植物だったのです。

先人の知恵に学ぶ

現代は便利な時代になりました。

しかし、自然の恵みを上手に利用してきた昔の人々の知恵には、今でも参考になることがたくさんあります。

身近な植物や食べ物の力を見直し、自然と共に暮らす知恵を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

※民間療法には個人差があり、症状によっては医療機関の受診が必要です。