右胸のしこりは
かたく
大きくなり
大きな石が入っているような…
そんな感じに
なっていました。
「でも乳ガンでないと
言われたから」……と
自分に言い聞かせる毎日。
しかし……
1日何十回も
しこりを触っていました。
そして「良性だ」と
自分に言い聞かせていました。
その間
背中や首も張って
呼吸するのも辛い位だったので
整体に通っていました。
「首がおかしい」からと
首を固定させるものを
巻いたり
そんな格好で
娘のバレエのレッスンに
ついていったり
周りからは
「どうしたの?」と
言われたり………。
体調は
確実に悪くなっていきました。
夫婦仲も
上手くいっていなかったので
心の中を
打ちあける相手もいなく……
ただただ
仕事を頑張りながら
家事や子育て………
とても苦しく辛い日々を
送っていました。
なぜ、そこで
大きな病院へ行かなかったのか?
人生なんて
失敗だらけですね。
今のように
乳ガンに関する情報があれば
すぐに大きな病院へ
飛んでいったと思います。
しかし
2度目も同じ開業医の所へ
……………………………
「しこりが
大きくなってきています」と
伝えに。
エコーとマンモグラフィーをして
確か触診はほとんどなし。
「石灰化がないから
乳ガンではないです。。。」
しこりに針を刺して
細胞を取り出す
検査もしなかった
…………………。
それさえ、してくれていれば……。
大きな病院では
細胞診は当たり前。
そんなことすら
知らない私でした。
無知は恐ろしい……。
そして
体調が最悪の時に
たまたま前から予約してあった
タロット占いへ行きました。
キャンセルするつもりでしたが
頑張って行きました。
「胸にしこりがあります」
と言ったら………
カードを見て
「すぐに大きな病院へ
行って下さい。
全部取ることになると
思いますが
予後は良いと
思います。」
そして市内の大きな病院へ。
「悪性」
と診断されました。
それは夏の終わりの
まだ汗ばむ季節。
結果を聞いて
一人でバスに乗り
外の風景を眺めながら
涙は出ず………
ただ、ただ、
普通の景色が
目の前を通りすぎていくのを
眺めていました。
悲しさも
驚きも
何も
感じなかった
あの日。
普通に商店街で
買い物をして
帰りました。
告知された時に
夫でもそばにいてくれたら
泣いていたかもしれない。。。
そんなものです。
人生なんて
そんなものです。