脳梗塞で入院中の出川そっくりの
92歳のじーちゃん
顔が似ると声も似ると言うが
やはりダミ声
そして耳が遠いから声もでかい
病棟では
「調子はどうですか」
「ちょうちんどう」
「入れ歯洗うから外して下さい」
「入れ歯さらう」
「あ ら う」
「捨てる何で捨てるか」
毎日コントのような会話が聞けてます
そんな中、整形の若いDrが
病棟へ診察に上がってきた
寝ている患者のベッドサイドに行き
「カルシウムの」と
普通のトーンで
抑揚もつけずに長々と
話し始めた
じいちゃんじーっとDr顔を見てるが
勿論聞こえているはずはない
「先生耳が遠いから聞こえてませんよ」
と伝え私がじいちゃんの耳元で
「先生がね、骨が弱く、、」と伝えた
するとじいちゃん
「わしは耳が遠いからね」
と両耳に手をあて
Drに難聴をアピール
今度は先生突っ立ったまま
少し声のトーンをあげ
「カルシウムがね」と話すも
じいちゃん無表情
聞こえるはずがない
またまた私が耳元で
「骨を強くする薬をね明日から
だすから飲んでねって」と伝える
その後もDrの声は届かず
私が耳元で伝えた
おい
時間も倍かかって
二度手間だろっ
病棟看護師は
暇じゃないんだよっ
整形つったら
腰が痛い
膝が痛いって
高齢者沢山くるだろ
耳の遠い患者さんには
耳元で
わかりやすい言葉で伝えるって
常識だろっ
ベテラン医師だと
わかった上でやらない
横着な医師はよくいるが
あなた若手だろっ
若いうちからそんなんでどーする
もっと機転利かせて
行動しなさいよね
以上