小学生までは勉強しなくても

良い点数を取っていた子が


中学生になったら

みるみるうちに点数が下がってしまった。




というのはよくある話です。






実は小学生までの能力は

ほとんど「親の血」のおかげです。



例えば、かけっこが速い子。

親が運動得意であったら

練習したとかでなく

いつもかけっこでは1等賞

という事も少なくないですね。



同じように

特に勉強しなくても

テストで点が取れる子。


これも、

親が高学歴だったりすると

フツーに点が取れます。






ところが、

中学生あたりからはそうは行きません。


いくらかけっこが速かった子でも

(練習しなければ)

陸上部には勝てなくなります。 



同じように

小学生の時は勉強しなくても点が取れてた子が

中学生になったら点を取れなくなります。





この、

「親の血」で出来ていた子は

出来ていたゆえに

「自分で努力する習慣がない」のですね。



だって、努力しなくてもできちゃうから。





実は私もそのタイプでした。

小学生の頃は授業を聞いていれば

だいたいわかるので


勉強しなくても90点以上とって当たり前。


4年生から

家庭学習しましょう!

1日1ページ!

と言われて、


仕方なくやるんだけど

めんどくさいから

楽に1ページ稼げるものばかりやって

提出(笑)



ある日、父に言われました。


「お前は努力しないでできてしまうから

いつか努力できる人に抜かされるぞ」


ドキッとしました。




水戸黄門の歌にもあります。


「後から来たのに追い越され」





子供ながらに考えた。

努力ってそんなに大事?

努力って必要?


毎日の家庭学習だってめんどくさいのに、

努力って言ったらもっと沢山頑張るって事。


正直やりたくない(×_×)


でも、努力しなかったら追い越される。




イヤイヤやっていた家庭学習を

とりあえず習慣になるくらいには続けていき


いよいよ中学生。



確かに内容が難しくなり

家庭学習無しに点が取れなくなってきました。



それと、

クラスで勉強出来る子たちは

みんな塾に通っていて

つまり、努力している人たちだと知った。



そうか、出来る子たちも

努力してるんだ。



その頃から

ちゃんと点数を取るために努力する

という事ができるようになりましたが


これ、知らなかったらズルズル成績下がって

成績下がってるくせに努力をバカにする人間に

なっていたかもしれないなぁ、

なんて、時々思います。







親からの遺伝のおかげで

持ってる能力。


それは、ある意味幸運で


だけど、その幸運にあぐらをかいていたら

幸運が逆に不運の始まりになりかねない。


自分が持って生まれた才能でも

磨かなければ光らなくなる。




才能に努力が掛け合わさると

人より秀でた能力になる。



でも、努力ってめんどくさい。

泥臭い、かっこ悪い。

そんな事を思っている子もいるかもしれない。



でも

今は幸い

メディアに才能×努力をしてきた人が

いっぱいいますね。


大谷選手とか。


努力してきてスゴイ!

って思えるロールモデルがいれば

きっと頑張れるでしょう。





私は高校に行ったら

勉強が面白くて(物理と化学にどハマり)

自然と学習するようになりました。


努力が苦じゃなく

楽しくなったら

自然と続きますね。



勉強だけでなく

持って生まれた才能があるなら

努力して磨いてほしいですね。