今回で2回目になる母の入院の大きな目的は、
電気けいれん療法を施行することでした。

今の病院に来て最初の診察からずっと進められていた処置でしたが、
決意をし踏み切るまで約1年半かかりました。
頭に電気?!なんて怖くてたまらなくて
母がやりたいと言わなかったら、
今もできていなかったと思います。

ドクターに言わせると、
薬剤による体への影響を考えたら
電気けいれん療法は安全性が高く
またある意味薬剤よりも高い効果を示すとのこと。
薬が使えない妊婦さんやご高齢の方にも行われるのだとか。
専門家が言うからそうに違いないのでしょう。
そう言い聞かせて挑みました。

ちなみに、現在は修正型電気けいれん療法(ECT)と言って、
施術時に脳以外の部分に、
大きなけいれんを起こさないよう
安全面が改善された処置が行われています。
それでも、ゆらゆらする歯がないか
(マウスピースを噛ませるときに取れてしまうこともあるらしいガーン
骨粗鬆症ではないか(四肢の骨折事故を防ぐため)など
さまざまなことを聞かれました。

さて、麻酔科医の外来では
事前に受けた心電図の異常がないことを確認してもらい、
同意書も提出しいざ入院。

母の入院した病棟は、うつ病患者の専門病棟で、
処置を行うのは別のフロアにある小さな処置室。
全身麻酔で行うため、もっと仰々しい部屋(オペ室みたいな)かと思っていたら、
意外にもこじんまりした普通のお部屋だった、らしい。

看護師さんに聞いてみたら、
うつ病に限らず、統合失調症の患者にも行われる処置で、
そう珍しくないのだこと。
とてもスムーズに進めていただきました。

続く→