産後2週間が経とうとしています。


そんな今日、実感したこと:


何をやるにも、"身体の準備期間"が必要。


一般的な知識は関係ない。

周りの意見も関係ない。


自分の身体の準備ができたときに

動き始めればよい。


そう思ったのは、

産後2週間での体の変化を

目の当たりにしたからです。


どうやら出産直後は、

自分の身体がいかにダメージを受けていたか

理解できていませんでした。


それが、

産後2週間を間近にして、


「あ、◯◯ができるようになった」


と気づいた時に


「あ、今まで◯◯ができないくらい身体が傷ついていたんだ」


(簡単な◯◯が出来なくて焦ったし不安だったけど、できなくて当然、できなくてよかったんだ)


ということにも気づくことができたのです。


問題の渦中にいるときは

自分の状況を把握できないことも多いという

典型的な例かもなと思いました。


それで、私の場合◯◯というのは

具体的に何かというと…


①正座、立膝、ヤンキー座り

②ケーゲル体操(お尻を締める)


です。特にケーゲル体操については、


産後すぐ始めていいと説明を受けていたので、

産後からトライしていましたが、


「できない…ガーン


というか、

お尻を締める感覚が全くわからないのです。

お尻の筋肉どこ行った?というくらい

なにをどうしたらいいやら…


そのとき私は


「あー、私はなんでこんなに筋力が弱いんだ」

「妊娠前から骨盤底筋弱ってたんだろうな」


と自分を責めましたし、


「このまま内臓が下がって

 将来は子宮脱になってしまうのか…えーん


ととても不安になりました。


ところが今日になって


「あれ、できる…!キョロキョロ


ちゃんと自分の意志で

お尻の穴を締めることができるように

なっていました。


そこで気づきました。


自分のもともとの体質や運動不足のせいだと

思い込んで


自分を責めたり後悔したりしていたけど、


そうじゃない。


出産でそれだけのダメージを負っていた、

傷を負っていたということなんだ。


その傷が癒えるまでは

筋肉を動かせなくても当たり前だった。


傷が癒えてから少しずつ

動かしていけばよかった、

自然と動かせる状態になれたんだ、


ということ。



これをもう少し広げて解釈すると…


何かが出来なかったとき

何かが無理だったとき


自分の行いのせいだと責めなくていい


自分の身体は傷ついていて、

動き始めるための療養期間、

準備期間が必要なんだと


そう思えばいい。


さらに広げると、


もしかすると人生で起きることのほとんど

そうなのかもしれません:


自分の心や身体にとって必要な

準備期間があって


準備ができたときに


"自然とちゃんと"出来るようになる。


だから焦らなくていい

不安がらなくていい


自然に任せていればいい。


周りを見たり

予習したりして


"人生の先取り"をしようとしなくていい。


そういうことなのかもしれません。