日記(1241):「若一王子神社」本殿・観音堂・三重塔 | 信州:大町・安曇野便り

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26日(日)、「大町市観光協会」主催の、

“「若一王子神社」禰宜さんがご案内する

参拝マナーと文化財を学ぶ” に参加致しました。

「若一王子(にゃくいちおうじ)神社」は鎌倉時代の創建

 

 

 

参加8名。

先ず手水の作法から。

 

 

 

神社の鳥居や社殿と、寺院の観音堂、三重塔の双方が境内に併存していて、

神仏習合の姿を残しています。

 

 

 

 

拝殿に至る参道は、拝殿の中心から少しずれているんだそうです。

でも、いくら見ても判らなかったなあ。

 

 

 

拝礼の仕方・両手の合わせ方・体の角度。

 

 

 

「拝殿」

宮司からお祓いを受け、玉串奉奠をしましたが、撮影遠慮。

 

 

 

「本殿」

国重要文化財。

 

 

 

珍しい建築方法で、その説明を受けましたが、詳細は忘れました。

 

 

 

「観音堂」

 

 

「麒麟」

 

 

 

「天女」

微かに色が残っています。

 

 

 

天井絵

 

 

 

 

 

 

法納経

 

 

 

「宮殿」

 

 

 

特別に、ご本尊を拝観。

 

 

 

「銅像十一面観音菩薩坐像」

 

 

 

全高:22.1cm

 

 

 

その右に、

「十一面観音菩薩立像御正体残闕」

檜材・寄木造ですが頭部はなく、一部が焼失していて、

痛々しいお姿です。

 

平安時代後期の制作と推定される旧ご本尊ですが、

明治初年の神仏判然令に端を発した廃仏毀釈騒動の被害に見舞われ、

誰かによって故意に焼かれたものと伝わっています。
推定象高:180cm

 

江戸時代以前はこちらがご本尊でした。

 

 

 

 

「三重塔」

三重塔は木食古信法阿(もくじきこしんほうあ)の発願により、

宝永三年(1706)から工事に入り宝永八年(1711)に竣工。

 

 

 

 

 

「五智如来」が、安置されています。

 

 

 

 

天井裏から上を覗きました。

 

 

 

太い心柱

 

 

 

普段は目にすることが出来ない貴重な文化財を拝観し、

充実した時間を過ごせました。

 

 

 

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(11月26日撮影)

ところで「若一王子神社」の「奥宮」は、蓮華岳の山頂に鎮座。

 

 

 

(11月26日撮影)

 

 

(写真は「山渓オンライン」から借用)

 

蓮華岳(2.799m)

夏8月の例祭では宮司をはじめ一行は前日に針の木小屋に宿泊、

翌日の早朝4時から蓮華岳山頂を目指します。

 

 

 

蓮華岳山頂で例祭が斎行され、里山の安寧を祈願されます。

(写真は神社のHPからお借りしました)