前回記事の続きです







現在、私は小児科に勤務していますが、

以前は地域の支援センターに勤めていました。


保育士さんが沢山いらっしゃる中、

作業療法士の私が

現場をまとめるリーダーをしていました。





私は小児分野の作業療法士です。

子どもと遊ぶのも大好きです。

遊びも色々と知っている…かもしれません。


保育士さんは『保育』のプロです。

どの年齢の子は

どんな事ができて、

どんな遊びをするよ、と

沢山知っておられます。




なので私は一緒に

タッグを組んで仕事がしたかった。



一緒に、

あーだこーだと、やりたかった。




だけど、

『療育の事は分かりません』

『私たちは保育士だから分かりません』

『作業療法士さんの方がプロだから』

と、何かお願いをしようとしたり

一緒に何かをしようとすると

断られていました。


今思うと、

私自身も話の持って行き方が下手だったり、

保育士さんの想いを汲めていなかったなぁと

反省することが沢山です…未熟でした。。





『作業療法士さんと私たちは違う』

それを全面に出されて、

私は拒否をされたのだと感じていました。



そういう事にも限界が来て、

前の職場を去りました。





私は人と仕事ができない。



自我が強いのもあるけれど、

育った現場が違う人と、

考え方が全く違う人と、

すり合わせなんてできない。


そう思い込んでいました。

(だから医療機関に戻りました)



 




そして迎えた今回のイベント準備。


保育士さんとのお仕事。


全く乗り気にならなくて…


あぁ…ちょっと面倒臭いなぁ。


発言するのやだなぁ。。。

と思っていました。





内観をしてみると、


また、拒否されるの嫌だなぁ。。


そんな風に

思っていたのです。




ですが、

『本当にそれで良いの?』

『そのまま話を進めるの?』

『私がやりたい事は違うんじゃないの?』


何度も何度も

想いが湧き上がってきます。




ドキドキしながら

私は私自身にスイッチを入れ、

保育士さんに想いを伝えました。



保育士さんがされる遊びも、
私が提案する遊びも
内容は殆ど一緒です。


それなのに、
時間を分ける必要があるかな?
と思っています。


『遊び』の種類を
沢山知っているのは保育士さん
だと思っています。
遊びのバリエーションも、
保育士さんの方が
沢山ご存知だと思います。

作業療法士は、
活動を分析するのが得意な職種です。
その子の発達の現状を評価し、
目標を立て、
それにマッチングする遊びを
『選択』するのが私の役割です。

遊びを提示されたら
その遊びは子供さんのどんな部分を
伸ばしてくれるのか?
を伝えることができます。

なので…


一緒にやりませんか?


と、お願いをしてみました。


どんな反応をされるんだろう…


ドキドキしました。




保育士さんの反応はとても良く、

『合わせ技で行きましょう!』

と、みなさん言ってくださいました。




そこからは早かった!

(私が!!)



小児科医のお話し

私のお話し

遊びの提案!!


と、しっかりと道筋ができるように



『こんな要素の入った遊びありますか?』

『こういう動きの活動ありますか?』


と、保育士さんに問いかけたら




『あれが良いかも!』

『こんなのもありますよ!』


臆する事なく、

沢山提案をしてくださいました。





パズルのピースが組み合わさるように


タイムスケジュールも何もかも!


めちゃくちゃ速いスピードで


私の中で決まって行きました。



イベントの数日前に

"ちょうど私のマヤバースデーの日)

『オンラインで打ち合わせしよう』となり


予定時間30分のところが、

1時間もワイワイと話をして

(その時も色々な提案をしてくれた)


そして、

当日を迎えることができました。





スマホ社会を考える会は発足したばかり。



そして、

今回が初めてのイベントでした。



『こんなイベントをやれたら良いなぁ』

という小児科の先生の想いを

数人のスタッフで形にして行く作業。



特に、私だけ仕事の地域が違うため

声をかけてくださったお医者さん以外

全員知らない人たちの中、

みんな忙しい時間の合間に

LINEで文字だけのやり取り。



そのため、

お互いの想像している事が違ったり

仕事のやり方が違ったりで、

すり合わせが

なかなか難しかったのです。




そんな中、私は

なんだかモヤモヤ。。



『会ったことの無い人たちとだから』

とか、


『手術前だから気持ちが上がらないんだ』

とか、


何かのせいにしそうになったけれど、


『いや、違う、そこじゃない』

そんな感覚が確かにあって…




内観をした結果、


以前の職場でのエピソード。


そして

当時言われた言葉が

何年も何年も、

心の奥底にチクリと刺さっていたのを

見つけることができました。




良かった!

別の理由で無理やり納得しなくて!



良かった!

勇気出して提案してみて!



私、もっと色んな人と

仕事できるかも!



もっと

楽しめる人たちに出会えるかも!!




そう思えた

ここ2週間くらいの出来事でした♡



よし!

安心して休みに入れるぞー指差し飛び出すハート飛び出すハート