和二胡と同じ人工皮仕様です。
ベース生地を張ります。


葦の振動板の張り付け。

表皮の張り付け。


各部材を擦り合わせて組み立てれば完成です♪

 

ビフォーアフターの比較です。


 

しばらくはエージングから調整を繰り返し、
いい感じに仕上がったら‥‥‥このまま次の作に
改良必要なら、どこがダメなのか調べてから。。。

今年の予定ではレンタル用に『和改造マホガニー二胡』を3挺製作。


・レンタル用-3、・実験用-1、

今回仕入れた4挺は木部の品質が揃っていた。
評判良ければ、販売用にも数挺の和改造を在庫予定。

しかし夏以降も同品質の素材となる二胡が仕入れられる保証はないので、あくまで計画としてですが。 同メーカーの同シリーズ二胡でもバラツキ大きい天然素材。 二胡に限らず天然素材、まして手作り品での品質保持は難しいデスから。

んーーっな状態です。隙間有り!!、接着代の未加工!!、段付き6mm厚、 これでは工学的にも安定的な振動は無理な形状ですから。

皮はそれなりのグレードですが悪くない


共通の刃物で大量生産された部材をそのまま組み立てる!! 機械的に量産される安価な二胡では当然の工法ですが、 この部分をシッカリ均一に皮張り出来る形状に追加工すれば、 二胡としての性能は上がりるハズ‥‥デス。

なので削り直します


手作り高級品とされる二胡も安価な量産型も共通形状ですから。 安価な二胡にも良い素材が使われてることも多々あるます。(素材として仕入れる段階で単に重さ(比重)や色合いで分別されてるのか?~そんな疑問もありますが‥‥実態は解らない‥)

本来はこの様に組立仕上げるのが正解だと思う。


 

だからこそ、和改造二胡を考えたのです。
せっかくの良い木材がもったいないし\\、

今回仕入れた二胡の素材は綺麗な木目のマホガニー。
軽く感じるので植林されたアフリカマホガニーか?



とにかく二胡としての評価が低い木材なのか、 紅木二胡とは別に花梨二胡としても流通してる不思議な素材です。 (バラ課の食用花梨ではなく、豆課の本花梨の代用品か? とにかく理解解釈が難しい二胡の木です)

そもそもマホガニーは家具や楽器に使われる高級材ですけど‥‥。

次の記事に続く。

中国製の量産型二胡を仕入れました。レンタル用なので金属軸を選択。 色々とお試しの中から「これ当たり☆」と感じた二胡です。

 

日本では『紅木精品』として、セットで2~6万円位で販売されてる商品です。‥‥‥送料諸々考えても荒利率良い二胡販売!!、原価は‥‥秘密だwww。  定価も決められてませんから、その辺は販売店の方針次第。

ウチで販売するなら、
セットされてるチープな付属品と弓を変えて、
出来る限りの調整をしてセットで3万円位かな。

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まず分解点検します。
一目瞭然。。。。この作り!!


 


それぞれの部品が分業化されてる中国製の二胡ですから(笑~笑~)、....いくら良い部品仕入れてもきちんと仕上げて丁寧に皮張らないとダメなんです。良い木材がもったいないデス!!  部品組立アッセンブリー(皮含む)担当が二胡製作者となる制度も可笑しいけど。


と言う訳で、
シッカリ組み直せばドーーなるかの実験です。
オリジナルの和二胡の製法使い改造します。

【和改造二胡】
木材について、

ちょいと削れば普通に『マホガニー』と解りますが、 なぜ誰もツッコマナイのかは日本の二胡界の謎です。


『紅木』は、和名では、紅木紫檀とも呼ばれる高級銘木。 正確には紫檀とは別種なので紅木に紫檀という名称は紛らわしいのですが。 何故か二胡界では花梨と呼ばれることもあるアヤフヤナ紅木二胡なのです。


ワシントン条約の2類指定で国際取引が規制されて絶対数の少なさから、価格的にも紅木はありえないけど、 中国の国家標準規格では、色が赤黒い木の殆どを紅木と規定されてるのも謎だ!!、

なので、ここは日本だし、日本の規格と通称から、

『和改造マホガニー二胡』

と呼ばせてもらいます。

マホガニーとしては良い素材が使われてるのも残念な所です。
張られた蛇皮も値段の割には良い品質ですし。
その残念な事‥‥、この縁の作りで全てが解ってしまいます。
皮が薄いので良く響くのですが、玩具的に雑な音です。

‥接着が‥、端処理が‥、他‥諸々,,,,


この部分をメインにシッカリ追加工して組み立て直します。

和二胡用の葦振動板の人工皮仕様にします。

次の記事に続く。