中国製の量産型二胡を仕入れました。レンタル用なので金属軸を選択。 色々とお試しの中から「これ当たり☆」と感じた二胡です。


日本では『紅木精品』として、セットで2~6万円位で販売されてる商品です。‥‥‥送料諸々考えても荒利率良い二胡販売!!、原価は‥‥秘密だwww。 定価も決められてませんから、その辺は販売店の方針次第。
ウチで販売するなら、
セットされてるチープな付属品と弓を変えて、
出来る限りの調整をしてセットで3万円位かな。
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まず分解点検します。
一目瞭然。。。。この作り!!


それぞれの部品が分業化されてる中国製の二胡ですから(笑~笑~)、....いくら良い部品仕入れてもきちんと仕上げて丁寧に皮張らないとダメなんです。良い木材がもったいないデス!! 部品組立アッセンブリー(皮含む)担当が二胡製作者となる制度も可笑しいけど。
と言う訳で、
シッカリ組み直せばドーーなるかの実験です。
オリジナルの和二胡の製法使い改造します。
【和改造二胡】
木材について、
ちょいと削れば普通に『マホガニー』と解りますが、 なぜ誰もツッコマナイのかは日本の二胡界の謎です。
『紅木』は、和名では、紅木紫檀とも呼ばれる高級銘木。 正確には紫檀とは別種なので紅木に紫檀という名称は紛らわしいのですが。 何故か二胡界では花梨と呼ばれることもあるアヤフヤナ紅木二胡なのです。
ワシントン条約の2類指定で国際取引が規制されて絶対数の少なさから、価格的にも紅木はありえないけど、 中国の国家標準規格では、色が赤黒い木の殆どを紅木と規定されてるのも謎だ!!、
なので、ここは日本だし、日本の規格と通称から、
『和改造マホガニー二胡』
と呼ばせてもらいます。
マホガニーとしては良い素材が使われてるのも残念な所です。
張られた蛇皮も値段の割には良い品質ですし。
その残念な事‥‥、この縁の作りで全てが解ってしまいます。
皮が薄いので良く響くのですが、玩具的に雑な音です。
‥接着が‥、端処理が‥、他‥諸々,,,,

この部分をメインにシッカリ追加工して組み立て直します。
和二胡用の葦振動板の人工皮仕様にします。
次の記事に続く。