手術室から、今朝までいた病棟の個室に移されました。
(私が手術を受けた病院では、術後ICUに入らないらしいです。)
両手に点滴、酸素を計る機械、酸素マスク、おしっこの管と腹腔内ドレーン、両足にはフットポンプが付けられ、右手にはナースコール、左手には痛み止めが出てくるスイッチを握らされました。
執刀医から、
「終わったからねー!娘さんに胃の写真撮ってもらったよー!」
と言われましたが、うなづくのが精一杯でした
その後は、うつらうつらしてると、しょっちゅう看護師さんが熱、酸素濃度、血圧などを測りに来て少し目が覚める…の繰り返し。
もちろんスマホを見る余裕もなく、お部屋に時計もないので、今何時なのかわからないまま、寝返りが打てず腰もお腹も痛くて…
さらに、おそらく熱が出てたので、ものすごく暑くてめちゃくちゃ汗をかいてて、そのために喉と唇が乾いてつらかったです
早く時間が過ぎて楽になって欲しい、とばかり思ってました
看護師さんに、
「お水は飲めないけど、うがいはできるから言ってね。」
と言われたけど、お腹にチカラが入らなくて、あと多分麻酔の気管挿管のせいもあって声が出なくてずっとひたすら耐えてました
スリーブ手術をし痩せて健康な身体を手に入れている人はみんなこれを乗り越えてるんだよなぁ
しんどいけど頑張ろう
と言う思いと
なんで切っちゃったのかなぁ
つらい…
との2つの思いがずっと頭の中でぐるぐるしてました
窓の外が暗くなって、やっと半日経ったのね…
とすごく時間が経つのが遅くてたまりませんでした。
そして夜になってももちろん眠れず…
傷が痛い、吐気がする、身体が動かせない、ベッドにずっと後頭部〜足先までが密着しててつらい、汗をかいて全身びっしょり、唇と喉が渇く…
これらすべてがつらくてつらくてひたすら耐えて時間が経つのを待ってました。
長い夜が明けて翌朝、だいぶ意識ははっきりしてきましたが、身体のしんどさはかわりません
何度も何度も、前の脳動脈瘤のクリッピング手術の時の経過を思い出し、24時間経てば少しは楽になるはず…と自分に言い聞かせて耐えていました。