「ねぇ…エッチなこと考えている?」
布団の中からくぐもった弥生の声がする。
「そ、そんな…そんなこと…」
聞かれても困る。
今は苦しいくらい
エッチなことしか考えられない!
必死で堪えているんだ。
「私は考えているよ」
「え?」
弥生がエッチなことを⁉︎
オレはもう、
パニックになるほど興奮した。
弥生はひょこっと布団から顔を出した。
そして素早くチュッとして、
また布団に隠れた。
弥生がオレにキスを⁉︎
あーっ!
ダメだ、
もう、我慢できない。
オレは夢中で弥生を抱いた。
驚くほどしなやかで柔らかい。
弥生は下着姿だった。
これはもう行くしかない!
オレはケモノになった。
もう止められない。
きっと弥生もケモノになっている。
オレたちは
お互いの体をむさぼり、
一つになった。
最高だーーー!!
力尽きたオレの脇腹を弥生の指がなぞる。
「汗かいたね」
弥生は上体を起こした。
弥生の体は汗でテラテラしている。
なんて魅力的な女神だろう。
弥生に導かれ
2人でシャワーを浴びる。
じゃれあってシャワーを浴びた。
オレにこんな日が来るなんて
夢のようだ。
空が白々としてきた。
間も無く夜が明ける。
今日は月曜日だ。
一度自宅に戻らなければ…。
昨夜の服装で出勤する訳にはいかない。
「じゃあ、また」
オレが部屋を出ようとすると、
シャツの裾を弥生が引っ張った。
「またっていつ?」
弥生ーーー!
オレは初めて
仕事なんてどうとでもなれ!と思った。
このままずっと一緒にいたい。
オレは弥生を抱きしめた。
いけない!
止めろ、離れるんだ!
どこかでもう1人のオレが叫んでいる。
このままズルズル弥生のところにいたら
オレって男が溶けて無くなるぞ!
「今夜、連絡する」
オレは軽いキスをして
心と裏腹に
クールな男を装い部屋を出た。
《つづく》