せっかく咲いた桜が、昨日・今日の雨で・・・・。
せっかく、咲いてくれたのに。。。。。。
では、昨日に続いて、桜についての思い出をもうひとつ・・・。
確か、中学校の国語の教科書に載っていたお話です。
日本でも有名な確か人間国宝になってらっしゃっている染色家の
(調べたら、志村ふくみさんという方でした)
話しが、心に残っています。
志村さんが染めた「桜色」に染めた糸をつむいで
作ったなんともきれいなピンク色の着物を、
桜の花びらを煮詰めて染色したんだろうと思っていたのです。
ところが、このピンク色は、
桜の樹皮(それも、桜の花が咲く直前の山桜の樹皮)を
煮詰めて、染色したというエピソードが載っていたんです。
桜って不思議な花で
薄ピンク色の花びらだけでなく、桜の木全体が見えないところで、
一生懸命に最上のピンク色を造り出そうと頑張っている。
そして、私たちが目にする「美しいピンクの花びら」は、
その一部でしかない・・・。
(っていう感じのお話しでした)
桜の花を見ると、この話しを思い出します。
人それぞれに、このお話しへの解釈は
違うのでしょうが、
桜の花を見ると、私は見えないところで全身全霊で
ピンク色を作り出そうとしている
それが、誰に気付かれることもなくても
必死にピンク色の花びらを咲かせる為に
頑張っている「桜の幹」を思い出します。
そして、「美しさ」っていうものの
本当の姿って何なんだろうと考えてしまいます。
何だか、今日は哲学した感じです。
さぁ、来週に向かって、この週末で
私も私自身の「桜の木の幹」をしっかりと育てようと思います。