ノウハウ其の一
写真は、3日間の工期での現場を終わった後のキリキリ(電動ドリルの刃)の残骸。ハードウッドをビス止めする際、下穴をあける行工程時に必須です。弊社では、鉄工用のキリを使います。調子がよければキリ1本でビス100コ分位の下穴をあけることができますが、へたすりゃ材木1枚でキリ3本折れることもあります(涙)折れる原因は、キリが「わん曲」した状態で下穴をあけようとすると一発でアウト。木が硬いので簡単にポキっといってしまう。注意しなければいけないのがキリを抜く時。あける時は十分注意しているので、真っすぐキリを挿入するが、抜く時はつい油断してしまう。インパクトのトリガーを『逆回転』にするのもNGです。順回転のままそのまま真っすぐ抜くことがポイントです。姿勢をよくして(中腰がベスト)、体重をかけながら真っすぐキリを挿入する。抜く時は、インパクトを上に引っ張る様に順回転のままゆっくり抜く。このことを守っても、何十回も使っていたらキリが劣化して弱くなり、ポキッといってしまう。折れた刃先が材木の中に入ってしまったらさあ大変。ハードウッドの場合、ペンチで引き抜いたり出来ない!次回はその場合の対処方法をご紹介します。