SL「大樹」東武鬼怒川線での試運転開始 | マターリ日光線ヽ(´ー`)ノ

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早朝の鬼怒川線を下るSL「大樹」試運転です。

2017年5月14日撮影。

 

東武鬼怒川線の始発列車などを運休・バス代行とし

C11 207へ火を入れての走る初めての試運転が行われました。

 

8月10日より運行開始を予定するSL「大樹」。

公式サイトもリニューアルされ運行開始日までのカウントダウンが開始です。

http://www.tobu.co.jp/sl/

 

初めて日中に行われたディーゼル機関車牽引による試運転と、

煙を吐いてSLが走る初めての試運転の記事となります。

 

 

・2017年5月9日

 

ディーゼル機関車牽引による日中初めての試運転。

下今市機関区の留置線では編成が組まれ14系客車の発電用エンジンの音が。

 

 

留置線から推進運転にて浅草寄りの本線へ。

この後、下今市駅の2番ホームへ進入し出発を待ちます。

 

 

急なS字カーブをゆっくりと進むDE10 1099+14系客車。

SL「大樹」ならぬDL「大樹」、と言った趣です。

 

 

SL「大樹」の終点である鬼怒川温泉駅へ到着後は、

行き交う列車の合間を縫って機回し(機関車の付け替え)を行います。

 

 

朱色のDE10と青色の14系。

この編成が出発を待つ駅は東武鉄道・鬼怒川温泉駅。

DE10のアイドリング音より大きく響き渡るスハフのエンジン。

…何とも言えない違和感ですw

 

 

DE10 1099には東武鉄道の社紋が。

恐らくJR東日本時代から色々と改造されているのでしょうね。

 

 

鬼怒川温泉駅らしいものといえば「鬼怒川みやび」さんかな?

 

 

前後に運転台を持つDE10。

鬼怒川温泉駅の駅前に設置された転車台へ足を運ぶ機会は無さそうです。

 

 

お昼過ぎの2往復目も順調。

試運転はSL「大樹」が運行開始した時と同じ時刻で走ります。

DE10の狭い運転室には運転士のほか添乗の方々でみっちりです。

 

 

 

 

 

カキツバタと共に。

 

 

3往復目の復路は鬼怒川温泉駅を18時に出発。

下今市駅へ到着する頃には薄暗く、

14系客車という事も相まって夜行列車の雰囲気です。

 

 

 

・2017年5月14日

 

雨上がりの早朝、時刻は3時過ぎ。

下今市機関区の機関庫からは煙が上がっています。

 

 

まずは機関庫からDE10 1099が出庫。

転車台にて向きを変え14系客車と連結します。

 

 

 

 

 

 

C11 207も出庫、機回し線にて編成の先頭へ向かいます。

火が入り煙を吐く初めての試運転へ。

 

 

雨上がりの霧が立ち込める鬼怒川線を軽快に走行するC11 207とSL「大樹」編成。

早朝の試運転という事もあり、

沿線に配慮してなのか警笛の類は控えていた様でした。

 

 

 

 

 

終点の鬼怒川温泉駅に到着後は、

転車台へ向かうための機回しを行います。

 

 

東武500系"Revaty"の運行や機関車の機回しを行うために改良された鬼怒川温泉駅。

入換信号機の表示が目につきます。

 

 

広島県三次市より駅前に移転された「三次駅転車台」。

C11 207が初めてその上に乗り回転します。

 

 

転車台を後にしたC11 207は復路の先頭に立ちます。

バックにて14系へ近づき連結し上り列車の編成が組まれました。

 

 

鬼怒川温泉駅に棚びくSLの煙。

石炭が燃える匂い。

SL復活運転プロジェクトが発表されて1年あまりが経ちましたが

ついにこの光景が実現しました。

 

 

鬼怒川温泉駅を出発したSL「大樹」試運転は鬼怒川を渡り下今市駅へ。

C11 207が煙を吐き、

SL「大樹」の正式編成が組まれての走行は無事に終わった様でした。

 

 

「汽笛の響く、夏が来る」まで約2ヶ月。

7月21日開業予定の新駅「東武ワールドスクウェア駅」。

そして8月10日にいよいよ営業運転を開始するSL「大樹」。

その試運転に偶々遭遇した方もいたのではないでしょうか?

 

SLが鬼怒川線を走行している光景。

ドラフト音と石炭の匂いが日常になりつつあります。

 

東武がSLを走らせる事を実現させた一方で、

目的の一つである日光・鬼怒川地区の活性化には

その地域の取り組みが不可欠となります。

 

 

 

 

その辺りの取り組みも含め、

これからも記録して行ければなぁ…と感じています。