急須の町 常滑へ | にっこう生活館二代目のブログ

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信楽に行ってから2週間、
今度は常滑焼を見に常滑まで行ってきました!!
ここ最近、仕入れの旅が続いておりますね。
決して遊びではありません!

前日の夜21時に出発し、途中、岡崎で仮眠。
朝早く起きて、岡崎城へ。
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と、言っても、朝早いので城の中には入れませんが、一度は行きたかった家康の城^_^
この空気を感じただけでも満足。
決して遊びではありません^_^;

決して遊びではない?寄り道をして、いざ常滑へ^_^;

最初に向かったのは、当店の急須の中で、一番の売れ筋を作っている玉光窯さんのところ。

ご主人の梅原廣隆さんに急須を作っているところを見せてもらったり、工房の中を案内してもらいました。
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ロクロで本体を作り、出来上がった本体を削る作業。
ロクロで作って、それで終わりではない。
細かな凹凸を削り、綺麗に仕上げる作業があります。

仕上がった本体!これだけ見てても綺麗!!
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急須の本体に注ぎ口を付ける作業。
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その後、持ち手も付けてました。
持ち手も、現代の生活に合わせて、角度を下げて作ってるのだとか!
昔の急須は畳の生活に合わせて角度が急だったようです!
うーん、勉強になります。

もちろん、持ち手も蓋もロクロで作ります!
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いとも簡単に作ってしまう!
職人さん「簡単に出来るでしょ?」
と、言ってましたが、簡単に作れるようになるまでどのくらいの年月がかかるのか…
ちなみに、写真の方は40年やっているようです!!
私が産まれる前からやってるもんね!凄いよ^_^;

注ぎ口、持ち手が付いてから、釉薬をかけ窯で焼き上げる。
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そして、最後に蓋のすり合わせ。
常滑の急須の売りでもある、ぴったりと合った蓋と本体。

実際の完成品がこれです。
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窯に入れる前に、急須全体に海藻を巻きつけて焼きます。
海藻部分に跡が残り、景色が生まれます!

実際には土作りから始まって、たくさんの工程を経て一つの急須が生まれます!本当に大変な作業だなと感じました!
それで6000円ほど何て!作るところを見たら安く感じますね。


次に向かったのは、玉光窯さんのすぐ裏手にある昭龍窯さん。
普通の家のようなところでやっているので、普通では見つかりません…
玄関先から地面が朱泥っぽい色がシミ付いてる!!
工房に入ってすぐ、ご主人の梅原昭二さんのマシンガントークが炸裂!!
急須作りの熱き思いが止まらなくなってしまいました^_^;
でも、これだけ急須への思いがある方はなかなか居ないと思います!
急須の元になる粘土作りにかなり拘っていて、薄くて軽いけど、安心して使える強度もある。
そんな急須を作っている。
話を伺っていて、地面が朱泥で染まっている理由が分かりました!!
ここでは写真が撮ることが出来なかったので、作品の写真だけ載せておきます。
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天目 細手急須  梅原昭二作 (昭龍窯)


昭龍窯さんを後に、遅めのお昼を。

part2へ続く