小瓶

たまに「木曽さん良い匂いですね！何使ってるんですか？」と聞かれる事がある。

デビューしてからずっと同じ香水を付けている。むしろ25くらいの頃からずっと同じ系統だ。

私は自分の好きな匂いを嗅ぐとテンションが上がるタイプの人間なのだ。香水は比較的若い頃から使うようにしていた。サムライを使ったのは当時の反町隆史より僕の方が早い。多分…

んでまぁここ10年以上ずっと同じ香水を付けていて。1番の目的は加齢臭を隠す事が。2番目は汗臭いのを隠す事。そして何より大事なのは好きな匂いを嗅いでテンションを上げる事だ。私がたまに両手首を顔に付けているのは香水の匂いを嗅いでいるのである。

香水は常に持ち歩いている。試合の時もそうじゃない時も。街中で突然安室奈美恵とすれ違っても自分の1番好きな匂いで告白出来る様に。もし試合後に倒れて病院に運ばれても綾瀬はるかみたいな看護婦さんに臭いって思われない様に。

つまり私の香水の小瓶達はここ最近の私の全てを知っている訳だ。あの時の喜びも悲しみも辛さも憤りも虚しさも。だから捨てられない。家には他の人から見たらただのゴミである匂いを発せなくなった香水の小瓶がどんどん溜まっていく。誇らしげな顔をして。とは言えどうせ文句を言う人は誰もいないから何の問題も無い。

その一部がこれ。私の大事な思い出と記憶達。

…？

何の話だっけ？

あ、香水何を使ってるかって話だ。

CHANELの『アリュール オム エディシオン ブランシュ オードゥ トワレット コンサントレ』である。

正式名称初めて知ったわ！

んで何の話だっけ？

…。

ではまた！