今日は未だに両国振り返りシリーズ、準備編第二弾だよ!

~前回までのあらすじ~
は省略!

国辱のお陰で我に帰り、事務所へ戻る事を決意したわたくし。
風呂から出て着替えながらふと気が付いた。
シャツ変えてー!
だもんで帰りにマルイに寄る。
とりあえず何でも良かったのでセールストークが一番ストレスにならなさそうな店を選び2990円のシャツコーナーを物色。
「あ、お客様ならこちらとかどうですかね?」
よく言えばオダギリジョーみたいな店員に捕まった。
とりあえず今すぐ着たいので何でもいいんですよね~
「なるほど。じゃあこれなんかどうですか?」
色違いあります?
「えーと、こちらですね。あっ!これも良いですよ」
じゃあそれで。
急いで会計、5990円…
色々突っ込みたいが時間が無い。
動揺したら舐められる。
財布の中身は…
7000円!セーフ!

ありがとうオダギリ。
貴様のテクにまんまとやられたが良い闘いだったよ。
この3000円分も余計に両国で夢叶えてやるぜ!→意味は不明


そして事務所に戻りまた準備。
二日前にもなれば新たに借りた別事務所も埋まるくらいのグッズの山。
練習生もなかなか集まらず、毎日手伝いにこれたのは宮武だけ。
そう、練習生バカNo.1の座を揺るぎないものとする猛者だ。
あの半村さんを上回る逸材と言われる極上のバカ。

このDVDを事務所入って右側のロッカーに入れといて!
と言えば左側に置いてある売店ボックスに入れる。

この荷物全部すぐそこに出しておいて!
と言えば何故か徒歩二分先にある新事務所に持って行く。

これは隣りの倉庫ね!
と言った荷物は全部事務所の入り口に捨ててある。

天才だ!
もはや二度手間の次元を超え、怒る気にもならない。
でも助かったよ、ありがとう。
いつかデビュー出来るといいな!→遠い目


そんな中自ら火中に飛び込んでくれた先輩がいた。
『俺少しは時間あるからさ、手伝うよ』
自身の仕事の合間を縫って、毎日事務所に来てくれた。
先輩の顔を見たら何故か落ち着いた。
それまで胸に詰まっていたものが堰を切ったように溢れ出す。

『いやぁよく分かるよ。俺もそうだったよ、泣いたもん。これ一人でやるのかよ!って思ってさ。でも大丈夫だから。信じられないと思うけど大丈夫だから』

あまり大丈夫な気はしなかったけど、なぜか落ち着いた。
それはその先輩が、かつて売店部長と呼ばれていた売店のスペシャリストだったからだろう。
そう、大家さんは毎日えびすこに出勤する前に事務所に来て誰よりもテキパキと手伝ってくれた。
アドバイスを沢山くれ、愚痴も聞き、励ましてくれた。
もちろん当日も朝から手伝ってくれた。
自身が試合をしない年間最大のビッグマッチの為に…


まぁそんな健さんの助けはあったものの、不安は一切掻き消されず。
集合時間までに全部トラックに積んで運べるのかとか、そもそもトラックに入るのかとか。
結果的に徹夜のまま準備を続け、リントラは井上さんにお願い。
練習生を召喚し二トントラックに早朝から積み込んで往復してなんとかなったんだけどね。

でも16日の準備日はくじの準備やら福袋の詰め込みやら売店の配置やらを三人くらいで一日かけてやらなきゃいけないと思っていまして。
あぁ今日も帰れないのかと。
最悪一人でやるのかと。

そしたら。
僕が一日かけてやるはずだった仕事は一瞬で終わっていたのですよ!
リング搬入を待つ間に選手、練習生の皆さんが一気に終わらせてくれたのです!
感動!
くじの準備も東京女子の練習生達が手伝ってくれてすぐに終わり。
感動!
大家さんが言ってた大丈夫ってのはこういう事かと。
でも僕が油断して準備が疎かにならないように全部は言わなかったのかと。
憎いね、この!

あまりの規模の大きさにビビり、パニックになり、失敗して怒られる事ばかり考えて過ごした数日間。
本当に辛かった。
でも事務所の皆さん、選手、練習生の皆さん、スタッフの皆さん、当日手伝ってくれた皆さん。
色々な方々に助けられて無事に売店をこなす事が出来ました。
勿論問題点、反省点はあったけど、それはこの先に活かすとして。

いやホントに思ったんですよ。
色々な方々に助けられながら準備が出来ていく売店を見て。
沢山の業者さんが協力しながら作られていく会場、最後に組み上がったリングを見て。
時に衝突しながら完成に近づく両国ピーターパンを見て。

あぁ、正に今この瞬間、ドラマティック•ドリーム•チームのチームの部分そのものを、そしてその強さを体感してるんだなぁと。

こうして紆余曲折の末に準備は終わり、いよいよ当日を迎えるのでした。

つづく…?のかな?

そういえばこの準備日のうちに、僕のスタッフ用ミッフィーシャツは何者かにチンされてたよね。
きそぺろ☆