「プロレスをメジャーにする」
そんな大きな果てしない目標を掲げたガンバレ☆プロレス。
当初は冷ややかな視線も多かったが、少しずつではあるものの確実に熱狂的なファンを続々と巻き込んでいる。
市ヶ谷南海診療所で産声を上げた小さな小さな団体が、初の地方進出。
蕨レッスルアリーナをフルハウスにした。
立ち見まで出る大盛況。
大会は大成功に終わるかに見えた。

が、メインの途中でガンバレ玉川がまさかの裏切り。
浪口さん小笠原先生と禁断の結託。
当初から少し輪に入りきれていないような感じはあったものの、旗揚げメンバーまさかの離脱に場内は騒然となった。

「夢は叶わないから夢なんだよ!」
玉川さんは叫んだ。
中途半端な自分を変えるべく、改名までして海の物とも山の物とも分からない団体に参戦したものの、目に見える結果を出せない事に苛立っていた。
「強くなるなら誰と一緒でも同じだ!」
そう言うと大家さんに三行半を叩きつけた。

確かに現実は残酷で、夢が叶うなんてなかなか体現出来るものではない。
叶ったところでまた新たな目標や壁が「夢」となって現れる。
努力しても努力してもキリがない。
そしてそれは報われない事の方が圧倒的に多い。
「やるだけやった」
「良い経験になった」
「大人になった」
夢を諦める為の言い訳は星の数ほど溢れている。
僕だって人生全てが思い通りに行ってれば、今頃中日か広島で二番を打ってるはずだった。

その数週間前。
どことなくガンプロにも通ずるような匂いがする東京女子プロレスのイベント会場。
最後の挨拶に突然高木さんが登場した。
彼女達のリングデビューを告げる為のサプライズだった。
その舞台はDDTかユニオンの新木場か、まさかの後楽園ホールか。
それとも新たに会場を借りるのか。
しかし高木さんが用意した舞台は、その場にいた誰もが予想だにしなかった両国国技館だった。

エースの要素を持ちながらどことなく垢抜けなかったり、大きな身体を持ちながら姿勢が悪くてそれを活かせずちょっと鈍臭そうだったり、メンバーが足りなくて一人ずっとプロレスの試合が出来なかったり。
あ、挙動不審だったり。
初めて見た時はこいつら大丈夫かよ!と思わせる事山の如しだった彼女たちは、地下から這い上がって夢を叶えようとしているのだ。

メンバーの一人は言っていた。
「夢が叶うなんて本当にあると思っていなかった」
しかし彼女達は夢を叶えるその現場を見せた。
周りの人々に、応援してくれた人達に、そして何より自分自身に。

でもこれから先の方がもっと大変になる。
それを乗り越えられるかは自分にかかっている。
もしかしたら数年後、いや数ヶ月後には思うのかもしれない。
「夢は叶わないから夢なんだ」と。

前述の通り、僕はプロ野球選手になりたかった。
プロレスに出会う前は。
初めてテレビでプロレスというものに触れてからは、プロレスラーになりたくなった。
会場に足を運ぶようになり開場前から試合終了まで見るようになると、プロレスのスタッフ、特にレフェリーという職業に非常に興味を持った。

という事は、紆余曲折あったものの今は人生においてなかなか上位の夢を叶えている事になる。
一度は腐りかけて全てを諦めかけた人間が、幼い頃に憧れたリングに立つことを許されている。
あの、あの日本武道館に立つことが出来た。
毎週食い入るように桜っ子クラブさくら組から続けて見ていた、はたまた夜中に目を擦りながら起きたり毎週欠かさずビデオ予約して見ていた、あのTVの中の人と同じ舞台に立つことだって出来た。

そんな今は、夢はないのか。
叶えてしまったら夢はないのか。
いや、当然ある。
今はDDTがもっともっと大きくなる事、有名になる事。
もっと色々な地方に行く事、もっと大きな会場で試合をする事。
若い奴らがプロレスに打ち込める環境を整える事。
親を安心させる事。

その為には何をすべきか。
考えても考えても堂々巡り。
結局最後は同じ答えに行き着く。


















チケット買って下さい!
きそぺろ☆チケットセンターはこちら。

ddt_kisotaro@yahoo.co.jp

<8月17日>
○メインイベント
男色ディーノ vs 飯伏幸太
○スペシャル6人タッグマッチ
入江茂弘&石井慧介&高尾蒼馬 vs HARASHIMA&KUDO&ヤス・ウラノ
※入江茂弘入場曲「タチムカウ」を大槻ケンヂが生歌で披露
○モンスターアーミーvs坂口家
アントーニオ本多&佐々木大輔&火野裕士&星誕期with渡辺哲vs 坂口征夫&マサ高梨&彰人&遠藤哲哉with坂口憲二
○アイドルランバージャック4WAY
大石真翔<しず風&絆~KIZUNA~推し> vs 宮本裕向<LinQ(深瀬智聖、高木悠未、伊藤麻希、山木彩乃、杉本ゆさ)推し> vs 木高イサミ<アップアップガールズ(仮)推し> vs 高木三四郎<新田恵利推し>
※アイドルがリングを取り囲み、場外に落ちた選手を手持ちの武器で攻撃する。選手の方からアイドルに触れた場合は即反則負けとなる。
○DRESSCAMP PRESENT’S
ケニー・オメガ vs 竹下幸之介
※ゲストモデル:赤井沙希、後藤あゆみ 特別リングアナ:LiLiCo
○ウルトラセブンコラボマッチ
高山善廣&MIKAMI vs 松永智充&中澤マイケル
○プロレス流対バン BiS vs DPG
福田洋(DPG) vs プー・ルイ(BiS)with葛西純
※プー・ルイのみ金的攻撃あり
○「オールナイトニッポンGOLD」パーソナリティ権争奪バトルロイヤル
<参戦選手>高木三四郎、ノリ・ダ・ファンキーシビレサス、佐藤光留、大鷲透、ゴージャス松野、DJニラ 他
○純烈生ライブ PV製作:マッスル坂井
○第2ダークマッチ
伊橋剛太&平田一喜 vs 三富政行&吉野達彦
○第1ダークマッチ 東京女子プロレス提供試合

<総合司会>山里亮太、三田佐代子

※8月17日両国大会発売のコラボグッズ
・世界的写真家レスリー・キー氏とDDTがコラボした写真集「SUPER DDT」
・ミッフィー×DDTコラボTシャツ
・DDT公式エナジードリンク「BLACK OUT」(ドン・キホーテより独占販売)
【興行名】DDT万博 ~プロレスの進歩と調和~
【日時】8月17日(土) 13:30開場 15:00開始
【会場】両国国技館
【席種】アリーナ席 完売   マス席4000円(当日5000円)   2階席3000円(当日4000円)

<8月18日>
○ダブルメインイベント KO-D無差別級選手権試合
<王者>入江茂弘 vs HARASHIMA<挑戦者>
○ダブルメインイベント ドラマティックドリームマッチ
飯伏幸太 vs オカダ・カズチカ
○KO-Dタッグ選手権試合
<王者組>佐藤光留&坂口征夫 vs 宮本裕向&木高イサミ<挑戦者組>
○KO-D6人タッグ選手権試合
<王者組>佐々木健介&男色ディーノ&大石真翔 vs ダークマッチの勝者組<挑戦者組>
○スペシャルシングルマッチ
中嶋勝彦 vs 竹下幸之介
○赤井沙希デビュー戦
マサ高梨&チェリー&赤井沙希 vs 福田洋&世Ⅳ虎&志田光
○「総研グループ」プレゼンツ アイアンマンヘビーメタル級選手権バトルロイヤル
<7月21日現在王者> 「光明」(総研グループに伝わる美輪明宏さん直筆の書)
<参加選手>ヨシヒコ 他
○ダークマッチ KO-D6人タッグ選手権次期挑戦者決定路上マッチ
アントーニオ本多&星誕期&葛西純 vs 高木三四郎&大鷲透&X

※煽りVTRナレーターとして人気声優の若本規夫氏が参加

【興行名】両国ピーターパン2013 ~プロレスの傾向と対策~
【日時】8月18日(日)12:30開場 14:00開始
【会場】両国国技館
【席種】ドラマティック・ドリーム・シート(大会特製パイプ椅子のお土産付き) ※1~2列・・・完売
アリーナ席 ※3列以降…完売 マス席A…10000円(当日11000円)※完売
マス席B…7000円(当日8000円)※残り僅か マス席C…5000円(当日6000円)※完売
2Fイス席A…5000円(当日6000円)※残り僅か 2Fイス席B…4000円(5000円) 
2Fイス席C…3000円(当日4000円)

今年も親戚一同、誰も来てくれなさそうだYO!