あ、昨日の続きですよ。
興味ある方は昨日から読んで下さい。
無い方は明日から読んで下さい。
そして一抹の、いやおびただしい不安を抱えて一人台湾へ。
まさかのおばちゃんとは現地集合。
一応友達に「四日後に連絡なかったら警察に行ってくれ」って伝えた(笑)
まぁ実際はそんな不安を抱いたことが失礼なくらい手厚く出迎えていただき。
色々観光に連れて行っていただき、美味しいものもたらふく食べ。
何故か映画「クイール」を観て号泣し。
あ、日本語映画で北京語字幕だったからみんな同時に楽しめるって事で。
あっという間の二泊三日だったわけですよ。
彼女は仕事が忙しくて一日しか休みが無かったので一日だけ遊んで。
でもです。
でもですね、彼女は北京語しか話せなかった。
英語も全くダメで。
ほとんど会話が出来なかったんですなぁ。
それでも自分が持って行った中国語会話とジェスチャーで多少は話し。
まぁ基本はおばちゃんが通訳ね。
勿論遊びに行ったのも家族みんなで。
あ、勿論寝室も別だよ、良い子のみんな!
彼女は自分の部屋、自分は弟さんの二段ベッドの上。
そんなこんなであっという間に帰国の日。
彼女は仕事が早いため前に日の夜にバイバイ。
ちょっと切ない雰囲気だったけど、会話が出来ないから(笑)
とりあえずMSNのチャットで話そうと約束して日本に戻ったわけです。
でもね、文字化けして全く会話にならんのですよ(笑)
メールも読めたり読めなかったり。
しかもたまに文字化けしてるから勝手にスパムと間違えられて受信すらしてなかったり。
そんなこんなでどっちからともなく連絡は取らなくなり。
慌ただしい日常で何事もなかったかのように日々過ごしておりましたが。
その後久々におばちゃんに会いまして。
『どこがダメだった?’あたしは気に入ったのに嫌われちゃったかなぁ?’って寂しがってたよ』
いやいや!会話会話!文字化け!
まぁ何とも複雑な気分になりましたなぁ。
そしてその数年後彼女が結婚した事を聞き。
まぁ良かったじゃないの!なんて話して。
さらにその数年後、今年の初めくらいかな?
久しぶりにおばちゃんから電話来て。
たまには飲みに行くぞと言われまして。
そしたら子供を抱いてる写メを見せてくれました。
「良かったじゃない!幸せそうで!」
『そう?ちょっと未練ある?』
「無いよ、無いよ!ホント、幸せそうで良かった」
『ね~』
「いやさ、あれから俺本当に大変でさ。結構地獄だったからこれで良かったんだって。」
『そうかなぁ?』
「そうだよ。万が一あれがきっかけで俺と結婚してたとしてもさ、ホントえらい目に遭ってたよ。今の方が絶対幸せだよ!」
『そうかな?今まで黙ってたけどね、彼女はあんたが帰った後ずっとあんたの布団で寝てたよ。あんたの温もりがあるって言ってたよ。本気で好きだったんだよ』
「…。」
その日の帰り、僕は涙を堪えるのに必死でした。
涙が滲んでいるのを隠すように、もの凄い速さで歌舞伎町を歩いていました。
彼女に未練があったからではありません。
奢ってもらえるもんだと思ってアホほど飲み食いした代金が、全額自分持ちだったからだYO!
さて、今日で三月も終わり、明日からまた頑張ろう!