昨夜、義祖父が亡くなった。
火曜日の午前1時半ごろ、アラームが作動したと思って起き上がったという義祖父。(勘違い)
なぜかすっかり朝が来たと思いこみ、ベッド脇で服を着替え、アラームを確認しようと歩き出したところで転倒。
鎖骨が折れ、骨盤にヒビが入って、痛みで動けなくなったらしい。
動けないので助けを呼ぶこともできず、そのまま床の上で5時間ほどが経過。
やっとのことで緊急時のためのブザーを鳴らすことができ、住んでいるリタイアメントヴィレッジの人が駆けつけたのが朝6時半。
救急車が来たのが6時45分。
その時義祖父は軽度の低体温症だか低体温症になる一歩手前で、血糖値も危険な状態まで下がっていたという。
救急隊員に枕元に置いてあるシュガーコーティングされたゼリー菓子を一気に7つぐらい食べさせられ、病院へ。
骨折のためと低体温、低血糖だったため、そのまま入院した義祖父は、強烈な痛み止めを処方され、その副作用でかなり怒りっぽくなっていたそうな。
MJが仕事の昼休みに面会した時も、仕事終わりに面会した時も、それなりに安定はしていた。
昨日の仕事終わりに面会に行った時は、なんだか息苦しそうで、リラックスできない落ち着かない状態で、義母と2人でなんとか落ち着かせようと声をかけていた。
そのうち落ち着いたのでMJは帰宅し、数時間後に義母も帰宅の途に。
退院後のケアの手配も同時に勧めていたけれど、義母が自宅のドアを開けるか開けないかってぐらいのタイミングで病院から電話が。
容体が急変したということですぐさま病院へ向かったものの、到着した時には亡くなっていた。
直接の死因がわからないので、遺体は検死になるという。
今日は義母と義叔父が介護付き老人ホームにいる義祖母に報告に行っている。
毎週月曜日に義祖父の家に行く私。
それが最後になるとは、考えもしなかった。
ただ、最近だいぶ弱々しくなって、本を読むスピードもだいぶ落ちたようだし、父の日のプレゼントを本以外の物にしなきゃなって思ってた。
けど転倒による骨折からここまでの展開になるとまでは考えなかった。
ところで、救急隊員に90歳を超えた高齢者には完璧なベッドサイドだと言われたと、誇らしげに言ったという義祖父。
そのベッドサイドテーブルには、緊急用ブザー、水、血糖値が下がった時のための甘いもの、尿瓶、懐中電灯が必ず置いてあった。
しかしこのブザー、本来は首からかけて身につけておくもの。
ずっと口酸っぱく首からかけておけと義母や義叔父に言われていても絶対にかけず、外出時にも身につけることがなかった。
服を着替えた時に首からかけておけば、転倒してから5時間も床に倒れたままにはならなかったはず。
これを聞いて、やはり日本の実家で1人でいる母にアップルウォッチを買い与えようかと思った。
今の状態だと実家で何かあっても誰にも知らせることもできず、こちらも気づかないままになってしまうから。
しかし、兄も兄嫁も仕事中はスマホはロッカーだかなんだか、一切見ることが無い。
私は海外にいるから、アップルウォッチの転倒を報せる機能も役に立つだろうか。。。
兄と話し合わないとな。