火曜日の夜、Hillarysで行われているJoondalup Festivalに行って来た。
MJのダンス友達の1人がコメディバーレスクを作って、自らも出演しているのを観に。
このコメディバーレスクはFringe Festivalでも公演して、高評価だったもの。
Fringe Festivalのを観に行けなかった私のために、MJが2度目にも関わらず連れて行ってくれた。
さて、このコメディバーレスク。
出演者は全員かなりオーバーサイズの女性達。
バーレスクがどんなものかって知っていたら、え?って思う人は多いんじゃないだろうか。
ともあれ、このバーレスクの内容は実体験に基づいて作られていて、日常生活で体験したら精神的にキツいことをコメディにしている。
なのでけっこう面白い🤣
とは言いつつも、途中泣いてしまった。
痩せていることを崇める日本人には思いもつかない人が多いのではないかと思うが、「太っているイコール食べ過ぎ」ってのが100%ではない。
食べる量を減らせばある程度は痩せるかもしれないけれど、たくさん食べてなくても痩せない遺伝子を持つ人もいるし、自分でも気がつかない脂肪の代謝が困難になる病気を患う人もいる。
薬の影響だって侮れない。
大量に食べてしまうことの後ろに、何かしらの精神的要因がある場合もあって、「痩せたきゃ食うな」ってことで片付けられることでもなかったり。
けどそもそも、全然知らない他人の見た目について、何故に人は簡単にネガティブなコメントができるのだろうか?
痩せすぎてると病気になりやすいことだってあるし、「痩せてるイコール健康」とは言えないのに。
マネキンにもオーバーサイズの物がある昨今。
しかし、「ありのままの自分の姿を好きになろう」という動きは、子供達に肥満を推奨しているようなものだというGPもたくさんいる。
さらに、太っている人がGPを訪れると、それが風邪の症状だろうと何の症状だろうと、必ず「痩せていたら防げる」って言われるそうな。
この公演ですら、「肥満になることのプロモーション」だとコメントされることも。
MJの友人にはオーバーサイズの人達もいるけど、その人達は血液検査などは健康そのもので、激しく踊り続けることも、長距離泳ぐことだって普通にできる。
このMJの友人はとても心が優しく、寛大で面白い人。
そんな人が全く知らない人から酷い扱いをされるということに、心底驚いた。
世の中にはいろんな差別があって、私はその理由の主なものは差別する側の知識不足であったり、心の問題だと思っている。
他人を自分より低い位置に置くことで優越感を得ようとしたり、相手を妬んでいたりなどなど。
見ず知らずの人に嫌悪感を示してしまう人は、今一度自分の心と向き合ってみるのも良いんじゃないかと思う。