前回の記事からの続き。



結婚に向けて私たちの意思は固まっていました。

私がフィリピンに連れて行ってもらった時に、Jの家族には既に会っていて、セブにも家族旅行で行って親戚にも会わせてもらっていました。

だから、私の親もきっと分かってくれるんじゃないかと勝手に思ってしまっていましたが…





私の母親から、まさかの大反対!!

言葉で「反対」とは言われてませんが、

外国人でさらにフィリピン人、さらに収入も少なければ日本語も話せない。

日本に連れてくるんだとしても仕事は?

そもそもそんな短期間の交際でよくプロポーズ引き受けたね。

そもそも会ったこともないから判断しようもない。

まぁ、母親の言ってることは、親として真っ当な意見だなと思います。

自分の娘に苦労を掛けさせたくないという気持ちが伝わってきたので、私も感情的にはなりませんでした。

Jにも正直に、母親からこう言われたよ、と伝えました。

これで離れてくなら、仕方ない。

私はそう思ってました。

でもJは、「お母さんの言うこと正しいよ。結婚を急ぐことはしないから、お金を貯めて、日本語を勉強してお母さんに会って、認めてもらえるようにがんばるよ。」

と言ってくれました。



正直私は、結婚についてもすごく甘く考えていた部分もあったし、日本で暮らすにせよ、フィリピンで暮らすにせよ、お互いにとてつもなく苦労することは頭で分かってはいるものの、なんとかなる!という気持ちも少なからずありました。




ビザのこと、仕事のこと。

結婚の事もそうだけど、達成したらそこがゴールではなくて、ただスタート地点に立つだけ。

お互いの人生を考えて、慎重に時間をかけてもいいのかなと思いました。




Jは私の母親の意見を尊重してくれました。

Jが帰ってきたら、日本に来てもらってきちんと会う機会を設けたいと思います。

未だに多くの日本人が、フィリピン人に対してあまり良い印象を持っていないのは、残念ですが事実だと思います。

私は、たくさんのフィリピン人と働いてきて嫌な人にもたくさん会ったし、うんざりすることもたくさんありました。

でも、本当に素晴らしい人にもたくさん会って、色んなことを学ばせてもらいました。

Jは私が今まで会った人の中で、一番の努力家です。(フィリピン人の中で…ではなくて)

私が今まで出逢ったどんな人よりも丁寧で、相手に対してリスペクトを持って仕事をしていて、言わなくても相手が何を考えてるのか察して、人が喜ぶことをどんなに苦労してもやってくれます。

仕事で課題があった時は、人が見ていないところでも必死にやり続け、課題を100%でクリアしましたが、それを自慢することはありませんでした。

人間としてとても尊敬しています。

私の母親は、まだJに会ってない上に、私自身が自分のこともしっかりできてないところもあって、不安しかないと思います。

私も、私がやるべき事をきちんとやって認めてもらえるように頑張りたいと思います。