先日の日曜日、恵比寿で開催されたアムネスティ・インターナショナルのイベントに出演した。その時にオリジナル曲の「The Son」 という曲を演奏したのだが、その曲はモサブ・ハッサン・ユセフの本にインスパイアされて書いたものである。

モサブは2010年にSon Of Hamas という本を発表したハマス創始者の一人、シーク・ハッサン・ユセフの息子。しかし彼は家族を裏切り、イスラエルに寝返るのである。イスラム教からキリスト教に改心し、一時はイスラエルに住んだ後、アメリカに移住した。ハマス、そしてイスラム教を真っ向から否定し、イスラエルこそが正しい、と発言してきた人物である。時折り、彼の発言を追っていたが、一ヶ月半程前、こんな映像を見つけた。

https://youtu.be/QvGkKKemIDk?si=GYbg-6SlCtcbaMn4

アメリカ人ジャーナリストでパレスチナ支持のアビー・マーティンを罵倒し、パレスチナなんてものは存在しない!と声を荒げるモサブ。この姿を見て、アムネスティの主催イベントで、久々にこの曲を歌おうと思った次第だ。

しかし。イスラエル支援団体によると、彼の紹介はこうなる。

<テロリスト集団「ハマス」の7名の創立者の一人、シェイク・ハッサン・ユーセフを父親に持つ「ハマスの息子」、モサブ・ハッサン・ユーセフ氏は、少年時代からパレスチナ人の抵抗運動に参加します。何度もイスラエル軍により投獄されますが、ハマスの実態を知り、離脱を決意。キリストの教えを受け入れクリスチャンとなり、イスラエルの総保安局であるシン・ベトに協力し、ハマスによる数々のテロを未然に防ぐことに協力した人物です。>

彼はイスラエルに利用されている。間違いなく、イスラエルにより洗脳され、マインド・コントロールされているのだ、と私は確信している。しかしアメリカでも学生のパレスチナ支持が広がっている事などで、相当イラついている様子だ。

イスラエルはあの手この手を使ってパレスチナ人を追いやろうとしている。アインシュタイン、オッペンハイマーなど、優秀な科学者を世に送り出したユダヤ人。物理的に攻撃するだけではなく、心理的作戦も使っているのである。

洗脳は現実に政府によって行われている。

<1953年からアメリカCIAが極秘で推し進めた洗脳実験プロジェクト「MKウルトラ」。幻覚剤や電気ショックなど数々の危険な人体実験を行い、死者・廃人を多数生み出した恐るべきものだった>

https://www.nhk.jp/p/ts/11Q1LRN1R3/episode/te/2LGP91VJKX/