コロナ禍の不妊治療 あるある!? | 日記を書こう

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現在、不妊治療5年。このブログでは、不妊治療・体外受精の情報と治療状況、私が日々感じたことを記録しています。タイミング法、人工授精を経て、体外受精では3回の採卵と8回の胚盤胞移植を受けましたが、妊娠判定は全て陰性でした。

またブログを書くのが滞っていました。

しかし治療は継続中です。

 

先日、久しぶりに転院前の病院に行ったのですが、当時は頻繁に顔を合わせていた先生が、私たち夫婦のことをあまり覚えてないようで、とても残念でした。

その先生は人柄が良く、いつも丁寧に対応してくれる先生でした。その病院で対処ができなくなったので、やむを得ず転院をすすめられたのですが、そうした経緯も全て忘れているようでした。

病院の先生たちにとっては、日々沢山入ってきては沢山卒業していく、数多くの患者のうちの一人に過ぎないのだな、と思うと悲しく感じました。

だって転院後も、私たち夫婦の不妊治療はまだ続いているのですから。

 

さて、最近コロナ禍で、色々思うことがありました。

そのうち不妊治療中の人、子どもができない人、特有の気持ちだろうなと思ったことを挙げていきます。

どのぐらい共感してもらえるでしょうか。。

 

 

1つ目

最近コロナのために、帰省して祖父母に孫を会わせることができないという状況が報道されているのを目にします。

孫どころか、子どももいない私にとっては、贅沢な悩みだなと思ってしまいます。

子どもがいる、孫がいるという幸せだけでは満足できないものなのだなと。人間の欲は尽きませんね。

 

2つ目

コロナのPCR検査を事情があり、自費で受けられている方がいるという報道がありました。

検査費用3、4万円を非常に高いと話しているのを聞いて驚きました。不妊治療をしていると「安い」と思ってしまいます。

医療費の金銭感覚が麻痺していますね。

 

3つ目

妊娠中の方は結婚式や会食など断ることがあると思います。しかし、不妊治療で移植を控えている人たちも、妊婦の方と同様に、感染リスクに対して心配していると思います。

感染によって、着床が成立しなくなったら、流産してしまったら。。。これまでの努力が水の泡です。

でも、理解してもらえないですよね。

感染リスクに対する危機意識の違いによって、お誘いを断りづらい状況にあるのは、妊婦も不妊治療中の人も同じです。

 

4つ目

まさか、この現代に疫病が大流行するなんて、今まで通りの普通の日常生活が送れなくなるなんて、、と多くの方が感じていることかと思います。

そして、想像もしていなかった事態に、予定していたことが次々とキャンセルや延期になり、今後の見通しが立たないというのが共通の理解だと思います。

しかし、当たり前だと思っていた「子ども」ができないということも、まさに、私たち夫婦にとっては、想定外の事態であり、先行きの見えない事態です。

思い描いていた人生が描けず、人生宙ぶらりんの長期戦、こうした事態は私たち夫婦にとっては2回目です。

 

 

以上です。

 

私はアメブロのコメントを受け付けていません。ブログの記事を書くことで自分の今の気持ちを整理しています。

誰かの目にとまって、共感し合える人がいればいいなと思っているくらいで、ネット上でやり取りをする勇気がありません。

ただ、たまにメッセージをいただくことがあって、いつも嬉しく思っています。

 

現在、不妊の大きな原因がわかったために、それに対処をして移植に臨もうとしていますが、これでもダメだったらと思うと、本当に恐ろしくなりますね。

今回費やしている多額の医療費と、半年余りの治療期間、この期に及んでまだ期待をしている自分の気持ち、これを考えると、本当にぞっとします。

治療中は大なり小なり、こんな山を今まで沢山乗り越えてきたわけです。いや、乗り越えられずにきているのです。結果が出ていませんので。。

 

治療歴6年目、採卵7回、移植8回になるのかな、転院も何度もしていますし、だんだん治療回数がわからなくなります。

結婚してからはもっと経つんですよね。

二人暮らしが長いです。

 

この長い長い二人暮らしの生活の先に、新しい家族のメンバーが増えてにぎやかになることを、今もまだ、たまに夢見ています。