「やってっておねがいしたんじゃないんだけど、にんげんじゅにあが、ぶらっしんぐしましょっていうから、つきあってるの」とはっか。首根っこをむんずとつかまれているので簡単に逃げ出せない...というより気持ちよさそうにしている。抜ける、抜ける、もやもやの毛がいっぱい取れた。

 

 

「はっかちゃん、つかまったの?」「つぎは、あんたのばんよ、にっき。かくごしときなさいね」と目で語られても、にっきはどのくらい理解したものか。

 

 

「あたし、はっかちゃんみたいにながいけのこじゃないから、かんたんよ。」その後、にっきもたっぷり毛が取れた。本日のおめかし終了。明日の掃除がたいへんだ!

 

 

「うふふ、どうかしら?」ピンクの耳が素敵なはっか。まんざらでも無い横顔。

 

 

「あのさ~、それよりごはんくれない?おなかすいてるんですけど。」と言っているみたいにちょっと不機嫌顔のにっき。(ただ眠いのでしょう。)脇に落ちているのは、鈴のついたお手製のストラップ。これを放り投げて追いかけるのがただ今お気に入り。

 

 

ほらね、テーブルの上で、あっちへやったりこっちへやったり、楽しんでいる。はっかは後ろからそっと見ているだけだけれど、一寸は興味がある。

 

 

ストラップをフロアに落として、またそこで遊んでいるにっき。それを横で見ているはっか。隙あらば―。

 

 

「あたし、ちょっとといれにいってくる。すずのすとらっぷ、さわらないでね」と言いおいて、ケージに入るにっき。「わかってるわよ」と首だけ出しているはっか。さ、どうしましょう。

 

 

「はっかちゃん、それあたしのだからね。さわっちゃだめなんだからね。」「う~ん、ま、ね。」

 

 

「なによ、こんなもの、だれがほしいもんですか。でも、ちょっとだけさわろかな。ちりちりち、っていうのね」...トイレの中から不安そうに見ているにっきだった。

 

 

出てきたにっき。「はっかちゃん、すずにさわった?」「しらない。」よく見れば、ちゃんと元の場所に落ちている。そんなのを奪うほどはっかは子どもっぽくないのだ。

 

 

でもね、触るなビームを出していた割に、何でも忘れっぽいにっき。ストラップはやっぱり落っこちたまんま。はっかはちょっとまだ未練があるようだ。

 

 

「なによ、あんた、さっきはあんなにいばってたのに、すとらっぷどうしたの?」と背中をつつかれるにっき。「しーらない」っと、とことこ逃げ出す。そんなストーリーが展開しているように見える、二匹だった。

 

 

遊んだ後はよく眠る。眠り猫2匹。人間ジュニアがそれぞれを抱き上げて体重測定をしてみたら、はっかが3.85kg、にっきが3.70kg。やはり姉さん猫の方が、15g分の貫禄があった。獣医さんに言われている体重制限は「2匹とも4kgを超えないように」だった。

 

 

まあ、なんとかギリギリセーフだろう。ジュニアの厳しい監視のもと、いつもは何にでもアバウトなシニアも、こと猫の餌に関してはスケールでの計量を怠らない。ブラッシングのおめかしもさりながら、猫の健康には食育が肝心。(自分にも厳しくいこう!> 人間シニア)