今回は極左の1つである革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)について説明します。

1963年に革命的共産主義者同盟が分裂し、中核派と革マル派が誕生しました。両派は共にトロツキー主義に基づく世界革命を主張しています。両派の思想はほぼ同じです。革マル派は表だった行動よりも共産主義の理論学習や組織拡大に重点を置きます。

60年代の後半の学生運動には革マル派も参加していました。しかし、機動隊の東京大学バリケード封鎖の時に組織温存を行うため革マル派は退却しました。これ以降、革マル派は中核派と革労協と激しく対立します。

革マル派は中核派と革労協は内ゲバ紛争に突入しました。革マル派は中核派と革労協の最高指導者を殺害しました。革マル派も反撃によって多くの活動家を殺害しました。

革マル派は国鉄の労働組合に浸透を行いました。動労(現JR総連)は革マル派の影響力を受けるようになりました。革マル派の影響下にある動労は国鉄民営化に事実上賛成をしました。

これによって、民営化後に革マル派系労組は中核派労組のようにJRから排除されることなく組織を拡大させることに成功しました。JR総連は現在でも革マル派の影響を受けています。枝野幸男など左派系議員への浸透を行っています。