干ばつで軒並み高騰 -あちらもこちらも- | にっけいしんぶん新聞

干ばつで軒並み高騰 -あちらもこちらも-

豪州産農畜産物 -24面-

試験に出ます!オーストラリア産農畜産物の輸入価格が軒並み高騰しています。産地が2002年以来となる深刻な干ばつに見舞われ、供給量が落ち込んでいるのが主因です。影響は牛肉や羊毛、野菜、小麦など広範囲に及んでおり、一部の品目では日本国内の卸値にも反映され始めました。豪州産は日本の農畜産物輸入額の1割を占めるだけに、高根の波紋は食品業界を中心に幅広い分野に広がりそうです。

高校の地理の地図帳のような図が妙に気に入ったので取り上げてしまいましたが、でもオーストラリアがそんな干ばつだとはよく知りませんでした。
牧草が育たないため羊や牛の成育に影響が出ているそうで、豪州産冷蔵牛肉の輸入量は10月以降2割以上も落ち込みそうな状況にあり、既に大手小売店などでは数量を確保するのが難しくなりつつあるようです。

BSE問題で米国産牛肉の輸入が止まり、牛丼屋をはじめとする国内の外食チェーンなどはこぞって豪州産牛肉にシフトしていましたが、これまたやっかいな話ですね。
吉野家など一部では米国産の輸入を再開していますが、まだまだ大半の事業者は豪州産に頼っているはずですから。

そういえば、昨日(8日)発覚した米国産牛肉の誤出荷問題について、まだ米国産の輸入再開に踏み切っていない某チェーンのお偉いさんがこれみよがし?に「恐れていたことがおこってしまった!」などとことさら大袈裟にコメントしていましたが・・・


こっちのほうがよっぽど恐れていた一大事なんじゃないの??