今日の愛ルケ(#∞) -番外編- | にっけいしんぶん新聞

今日の愛ルケ(#∞) -番外編-

・出版!

・映画キャスト決定!



ほんとに『』かどうか疑問はありますが、とにかく一昨年の11月から今年1月まで15ヶ月に渡り本紙のキラーコンテンツとして連載された「今日の愛ルケ」。
これがご縁で本紙をお読みいただいている方も多く、記者は「愛の流刑地」に足を向けてなど寝ることはできません。

「今日の愛ルケ」連載終了後も愛ルケ関連のコメントはちょいちょいいただいておりましたが、今回「愛の流刑地」の単行本出版や映画のキャスト決定により、その数も増えてまいりました。
中にはコメントしたいけれど、どこにしていいか分からないという方もいらっしゃるでしょうので、ひとつ新しい記事を上げます。

サンスポ.COM によりますと、菊治を演じるのは豊川悦司さん(44)、冬香を演じるのは寺島しのぶさん(33)だそうです。

個人的に寺島さんのほうはよく知らないので、思い入れは特にありません。
でも豊川さんはテレビドラマの「ナイトヘッド」以来大好きな役者さんの一人で、映画でも「12人の優しい日本人」とか「Love Letter」とか、好きな作品もけっこうあったりします。


それなのに、「愛ルケ」・・・。
それなのに、村尾菊治・・・。



・・・いや、イメージ違いすぎるだろ村尾菊治と豊川悦司は・・・。
55歳と44歳とか、そんな問題じゃないだろ・・・。

まあたしかに豊川さんなら落ちぶれた作家をうまく演じられそうな気はしますが・・・
しかし、そうはいっても・・・

あの豊川さんが映画館の大きなスクリーン上で桜吹雪のなか独り散ったり独房で国家に反抗したりするのでしょうか・・・。
あの豊川さんがセックス中にぶつぶつと脳内演説を繰り広げるのでしょうか・・・。

ああ、そうですね、セックス中に豊川さんらしく関西弁でつぶやき続けたら面白いかもしれませんね。

「焦ったらあかん」
なんて自分にいいきかせたり、
「負けへんで」
とか励ましてみたり、時には
「おかしいと思うかもしれへんけど、昔は『男主導の男だけ快くなる男のためのセックス』みたいなもんがまかりとおってて、今でも女に無知なヤツはそんなことやりよんねん。こんなんやってたら冬香がセックス嫌いになってもしゃあないっちゅうねん」
なんて演説してみたり・・・。

って、絶対そうはしないんでしょうね。
なんてったって豊川さん自身、


「一大ブームを巻き起こした恋愛小説の主役をいただいて、大変光栄」(サンスポ.COMより)


なんてものすごい勘違いをなさっているのですから・・・。
ついでに寺島さんも、


「台本を読んだ時、体の中がピンときましたすべてを委ねられる豊川さんとまた共演させていただけるということで、とてもすてきな作品になると思う」(同)


と、台本と主演俳優で判断して作品に臨もうとしてらっしゃるようなのですから・・・。


ただし、監督の鶴橋康夫さんだけは、


「成人映画の心意気で撮って、あまりの美しさにそういうもの(=映倫)を気にしなくなるようにしたい」(同)


と、新聞掲載作品としての倫理コードの限界を超えていた(本紙推定)原作同様、ある意味正しい方向への挑戦を考えてらっしゃるようであります。

ま、どうなるかわかりませんが、出来上がりが楽しみではありますね。
今後の展開に期待しましょう。


さて、もうひとつの話題が単行本化。
すでにamazonでは予約受付中のようです。
これはアフィリエイトしなければなりません。


「愛の流刑地」買うなら本紙経由で。


この本だけは積極的に宣伝してもバチは当たらないでしょうし、非難されることもないでしょう。ていうかしないでくださいね。

ということで、こちらです。




渡辺 淳一
愛の流刑地 (上)



渡辺 淳一
愛の流刑地 (下)


うぬぬ。
たしかに446話の長編ではありましたが、ハードカバー2冊にされるというとなにやらちょっぴり合点のいかないところもありますが・・・。
装幀もさすがに「キョムネツ」(推定)よりはよさそうで・・・。

しかし掲載時からどのように再校正されて、どのように再構成されたかは気になるところですし、あの作品をぶっ通して読んだらどんなふうに違って感じられるのかも興味のあるところです。

気になるけど印税を払うのは口惜しいという方、あれだけのネタへの対価として割り切りましょう。

自分の本棚に「愛の流刑地(上)(下)」が並ぶのは恥ずかしいという方・・・そんなこといわないでください。
記者なんて新聞の切抜きまであるのですから。


ということで毒を食らわば皿まで、続報がありましたらご報告することもあるかもしれません。
みなさんも愛ルケ最新情報がございましたら、こちらまで遠慮なくどうぞ。



参考サイト:サンスポ.COM