AFI (America Film Institute)が主催の国際映画祭(11/7~11/14) がハリウットで行われています。アメリカ国内外を問わず話題の作品が集められ、今年はカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞した是枝裕和監督作品「そして父になる」が上映されました。合格また、この映画祭の日本映画の上映を支援しているジャパンファンデーション(国際交流基金)とJBA(南カリフォルニア日系企業協会)による映画業界関係者を招待したレセプションも11月9日行われ、本作上映後の是枝監督に話を聞きました。
$日刊サンのブログ-是枝監督
 
 ロサンゼルスのお客さんの反応も良かったですし、笑って欲しいなという所は笑っていただいたので、きちんと届けられたかなと思います。クラッカー
 登場人物のどちらを肯定するとか否定するという考えはなくて、僕自身は自分が子供の時には電気屋さんのような暮らしでしたし、今は主人公のような暮らしをしてます。どちらの形も幸せの見つけ方があるだろうと思って作りました。カチンコむしろ、肯定否定ではなく父親のあり方として、主人公の家を野球で例えるとピッチャー型の父親、電気屋さんの方はキャッチャー型の父親と考えていて、子供は投げる球を受け取るタイプと自分の投げたい球を投げるピッチャータイプの対極にしようと思いました。
 もし自分ならどっちかなと考えながら撮ったわけですが、映画の最後で結論が出てるかといえばそうでもないです。あの後どうするかは二組で考えながらやっていくんじゃないでしょうか....。
 
映画『そして父になる』(英題:LIKE FATHER LIKE SON)は、世界230の国と地域で配給、来年一月中旬から全米公開に先駆けてロサンゼルスとニューヨークで劇場公開予定です。また、スティーブン・スピルバーグが率いるドリームワークスが英語版リメイクの権利を既に獲得しています。