来年で100歳になっちゃいます。

 

仁木工芸株式会社は1923年(大正12年)に仁木硝子細工製作所として誕生しました。

この頃は、硝子工芸品の製造と海外への輸出を生業にしていました。

まさに”工芸”のイメージです

この時の会社設立趣意書には「日本のために外貨を稼ぐ」と書かれていまして株式会社日本的なものを感じます。

 

その後1965年に何があったのかゴルフ事業部を開設し創業の地 羽衣でゴルフセンターを開業しました。

(これが原因か、未だに二木ゴルフさんの関係と間違われることがあるのです)

 

1972年に輸入部を開設、1975年にカリフォルニア州に現地婦人を設立して輸出・輸入両方のビジネスを展開しました。

その後移転・技術開発センター設立などを経まして現在に至ります。

 

 

工芸屋さんが放射線計測?極低温冷凍機?

 

 

仁木工芸という社名から”放射線”や”冷凍機”を連想いただくことはとても困難です。

想像ですが、弊社が輸入部を設立した時代、海外との貿易は今ほど簡単ではなく”貿易のできる会社”として大学の先生や企業から”〇〇国の〇〇っていうメーカの製品輸入できない?”というご相談から始まったものと推測します。

今では多くの研究者の方が使用されているGe半導体検出器ですが、先代の社長から聞きかじったところでは某超大手の企業からGeの結晶輸入を依頼されたのが多分日本のGe半導体検出器の走りだったようです。(未確認事項)

 

先代の社長に社名変えないんですか?と聞きましたところ、工芸というのはindustrial arts(工業芸術)でありState of the art tecnology(最先端技術)にも通じるから”工芸”でいいんだよ!と教えられました。

 

なら、英語表記はNIKI Glassなのですが、NIKI industrial artsじゃないですか?との問には そもそも硝子工芸品から始まった企業であること、そして硝子というのは多くの技術・学問が結集したものであるのでNIKI Glassで良いのですと。