おはようございます。室温24.1℃、朝一血圧(124/93/63)。
人類の近代は、結局――「石油」=「エネルギー」で始まったのかもしれない。

循環農法は正
■ 蒸気機関の先にあったもの
昔、人間は自分の筋肉で動いていた。
牛や馬を使い、風を使い、水を使った。
ところが、地球の地下から石油が出てきた。
すると突然、人類は“太古の生物のエネルギー”を使い始めた。
- 車が走る
- 飛行機が飛ぶ
- 工場が止まらない
- 農業まで変わった
昔は人力だった畑も、今はトラクターで一気に耕す。
- 肥料も
- ビニールも
- 農薬も
多くは石油から生まれている。
つまり――現代文明は、巨大な「石油エンジン」の上に乗っている。
■ 石油は“古代の太陽”だった
考えてみると不思議だ。
何億年も前の生き物が、地中で圧縮され、現代人のコンビニ弁当を温めている。
たぶん恐竜も、
「まさか自分が、将来ラーメン配送に使われるとは」
思っていなかっただろう。
しかも今日、そのラーメンを食べたAさんは「高い」と言っていた。
恐竜よ、君の犠牲は、報われなかったかもしれない。
■ 人間は進化したのか
では、人間そのものは進化したのか。
ここが微妙である。
スマホを持ち、AIを使い、宇宙まで飛び出した。
しかし人間は、相変わらず不安になり、
- 怒り
- 争い
- ラーメン価格でショックを受ける
Aさんなど、
「昔は500円だった」
と言いながら、全部入りを頼んでいる。
しかも最後に、
「最近、物価が高い」
と深刻な顔をしていた。
いや、原因の一部は、たぶん今あなたの胃袋である。
AIに人生相談し、畑で独り言を言い、ラーメンの値段に動揺する。
客観的に見ると、石器時代の人間と行動パターンがほぼ同じである。
文明は進化しても、人間の中身は案外まったく変わっていない。
■ AI時代ほど人間が問われる
そして今、世界は少しずつ気づき始めている。
「あれ? この文明、石油が止まったら動かないのでは?」
- 電気自動車も
- 太陽光も
- AIも
- 巨大データセンターも
――実は裏側で、大量のエネルギーを使っている。
完全に自然だけでは、今の便利さは維持できない。
だから世界は、次のエネルギーを探している。
でも、まだ“石油の次”は完成していない。
■ 最後は人間に戻るのかもしれない
面白いのは、便利になればなるほど、最後に大事になるのが
「人との関わり」だったりすることだ。
AIが増え、自動化が進み、働かなくてもいい時代が近づいている。
人は逆に、
「何をして生きるか」
を問われ始める。
- 畑をやる
- 走る
- 人と話す
- テニスをする
- 温泉に浸かる
結局、最後はそんな原始的なところへ戻るのかもしれない。
■ ボランティアは、人間の「余白」で咲く
AIが仕事を覚え、ロボットが畑を耕し、
人間が「働かなくてもいい時代」が来たとする。
では人間は何をするか。
たぶん――誰かのために動き出す。
- お金にならない
- 評価されない
- 締め切りもない
それでも、誰かが困っていれば体が動く。
これがボランティアである。
面白いのは、AIには絶対にできないことが、ここにある。
AIは頼まれれば答える。
しかし、
頼まれていないのに気づいて動く。
それは人間にしかできない。
トマトが赤くなるのを待つように、
誰かの「困った顔」に静かに気づき、黙って隣に座る。
それが、これからの時代の「仕事」になるのかもしれない。
給料のない仕事が、一番人間らしい仕事だったとは。
文明とは、なかなか面白いものである。
■ だからトマトは、現代のAIか
最近の私は、AIと話したあと、畑でトマトと会話している。
トマトはいい。
- 反論しない
- 値上げもしない
こちらの話を黙って聞きながら、静かに赤くなっていく。
Aさんより、よほど聞き上手である。
ふと思った。
もしかしてトマトは――現代のAIではないか。
AIは人間の言葉を学習する。
トマトは人間の声を聞いて育つという。
どちらも、人間の話を受け取り、黙って応答する。
違いといえば、
AIは即座に返事をする。
トマトの返事は、数週間後に「実」として届く。
しかも美味しい。
トマトの方が、回答に誠意がある気がしてきた。
■ 石油で始まり、人間で終わる
100年前の1926年、石油で始まった時代は、もしかすると――
「人間とは何か」
を考え直す時代で終わるのかもしれない。
私は世間よりちょっと早く、人の生き方を見つけていた。
今日も畑と会話しよう。
ちなみにトマトの返事は、まだ来ていない。
AIの方が、返事だけは早い。
文明レベルが上がっているのか下がっているのか、自分でもよく分からない。
だがトマトは今日も、黙って赤くなっている。




