おはようございます、室温20℃。今日はリクエストした本が届いたとのメールあり、図書館へ。

つぶしのきく人
■ 100年時代を生き抜くには、「つぶしがきく人」になれ!!
AIにイラストを描いてもらったら、ビックリしたこのイラストは違うだろう。
昔はよく言われました。
「手に職をつけろ」「一つの道を極めろ」
まるで職人か寿司職人か、というような一本道の人生です。
ところが今はどうでしょう。
寿司職人がAIに握られる時代です。
しかもネタの鮮度までデータ管理。
しかも文句も言わず、休みも取らず、親方より機嫌がいい。
人間の立場がシャリより軽くなりつつあります。
定年退職後からさらに新たな人生へ。
■ 平均寿命は延び、人生は100年コース。
定年退職してからもまだマラソンでいえば折り返し地点。
ここで問題になるのが、
「さて、この先なにで食べていくの?」
という現実的すぎる問いです。
ここで必要なのは、実は「専門技能」ではありません。
もちろん、包丁一本で生きる寿司職人はかっこいい。
しかし現実は、包丁だけでは役所の書類も書けなければ、
スマホの設定もできません。
そこで今、密かに価値が上がっているのが
「つぶしがきく人」です。
この言葉、少し乱暴に聞こえますが、意味はとても前向きです。
- どんな環境でもなんとか生きていける。
- どんな人とも話せる。
- どんな仕事でも、最低限はなんとかこなせる。
つまり、
専門家ではないが、生活で必要な技能知識はあって、どこでも使える人。
畑でも、街でも、パソコンでも、町内会でも、役所でも、
「あ、この人なら何とかしてくれる」
と言われる人こそ、100年時代の生存確率が高い人です。
これから求められるのは、
一芸に秀でた人ではなく、
「何でもそこそこできる、しかしやたらとしぶとい人」
そう、例えるなら
最新の高性能パソコンではなく、
停電でも動く古い懐中電灯のような存在です。
最新のスマホは停電で沈黙しますが、
懐中電灯は「やっと出番か」とばかりに光ります。
派手ではないが、停電になってもいざという時に一番役に立つ。
そんな人間を目指すことこそ、
100年時代を生き抜く最も現実的な戦略なのかもしれません。
■ どうしたらそんな人になれるのか、身につけておくことは
生まれつき器用な人だけがなれるのでしょうか。
いえ、違います。
「つぶしがきく人」は、特別な才能ではなく
日々の小さな選択の積み重ねで作られていきます。
■ まずは「できない」を放置しない
- スマホの設定がわからない
- パソコンが苦手かも
- アプリが使えこなせない
- 税の申告の書類が面倒くさい
- 遺産相続分からない
- 野菜の育て方分からない
- 料理がうまくできない
こういうとき、面倒だからって
「まあ孫が来たらやってもらおう」
「誰かにお願いしちゃおう」
これを繰り返すと、
孫も誰かも来なくなり、あなたは一生ログインできません。
逆に、
「よし、一回自分でやってみるか」
これだけで、人生の対応力は少しずつ上がっていきます。
失敗しても大丈夫です。
役所の人は逃げませんし、スマホも爆発しません。
誰でも最初はできないのです。
■ 「専門家」よりも「通訳者」になれ
これからの時代、専門家はAIが確実に補助してくれます。
しかしAIが苦手なのが、人と人の間の通訳です。
- 高齢者にスマホの操作を説明する
- 若者に昔の常識を説明する
- 役所の言葉を普通の日本語に訳す
つまり
「本日付で失効いたしました」と言われて、
「つまりダメってことですね」と言い直せる人。
こういうことができる人は、どこに行っても重宝されます。
つまり、
「すごい人」ではなく「必要な人にわかるように説明できる人」
これが、つぶしがきく人の正体です。
■ 小さな経験をバカにしない
- 畑仕事
- 自治会の役員
- 家計管理
- 介護の経験
- 相談役
こうしたものは履歴書には書けませんが、
人生の後半ではむしろ最強の実務経験になります。
AIはにんじんの間引きの仕方は知識として説明できますが、
「どのニンジンを抜くと良く育つか、ついでに間引いたニンジンの料理方法」
まではなかなか説明しません。
人間の経験とは、そういう微妙な匙加減の積み重ねなのです。
■ 100年時代は「何回も職業が変わる時代」
昔は
学校 → 就職 → 定年→再就職→年金生活
この一直線でした。
しかし今は
就職 → 転職 →退職→ 再就職 → 退職→休息 →再々就職(半月) →ボランティア → 小商い
まるで人生が乗り換え案内アプリのようです。
だからこそ、一つの駅にしがみつく人よりも、
どの電車にも乗れる人の方が楽しくて、最後まで遠くへ行って戻れるのです。
■ 最後に:目指すのは「壊れにくい人間」
派手な才能はなくてもいい。
一番でなくてもいい。
しかし
- 急な変化でも動じない
- 新しいことに最低限は対応できる
- 人に聞かれても逃げない
こういう人は、社会から絶対に消えませんし残るのです。
それはまるで、機械は最新式を身につけて
使っても使ってもまだ光る懐中電灯のような存在でいましょう。
■ 今日の結論
100年時代を生き抜く力とは、
「何でもできる人」ではなく
「何が来ても壊れない人」になること
最新の人間を目指す必要はありません。
せめて「充電切れで止まらない人間」になっておきましょう。




