おはようございます
昨日は1日いい天気でしたね、農業もはかどりました、さっそくさつま芋(べにはるか)の苗(50本)が届いたので週末くらいまでには定植作業が待っています。
標準や基準に問題あり
今年の4月から高血圧の受診勧奨基準が大変身!
皆さん今日は、ちょっと驚きのニュースをお届けします。
なんと、特定健診における高血圧の受診勧奨基準が大きく変わることになったんです。
これまでは
「収縮期140/拡張期90mmHg」
だったのが、
「収縮期160/拡張期100mmHg」
に引き上げられるんですって!
「え?それってどういうこと?」と首をかしげているそこのあなた。
大丈夫、ちゃんと説明しますね。
私も調べてみましたので、シニアの皆さんは特に注目ですよ!
世界の潮流に乗り遅れないように!
まず一つ目の理由は、世界的な潮流です。
少し前には、医療の世界でいろいろな不正がありました。
治療指針(ガイドライン)が製薬企業によって歪められていた時期もあったんですよ。
でも、2004年に医師と製薬企業の癒着を解消しようという動きが始まりました。
その結果、コレステロールや血圧の治療ガイドラインがより科学的なものになったんです。
そして、2019年の英国政府のガイドライン(NICE)では、高血圧の医療介入は
「収縮期160/拡張期100mmHg以上」
と定められました。
つまり、日本もようやくこの国際基準に追いつこうとしているわけです。
え、本当にそれで大丈夫?
「でも、本当にそれで大丈夫なの?」と不安に思う方もいるでしょう。
実は、日本でもすでに統計的なデータがあります。
2004年に総合健診医学会が70万人の健診結果から「男女別年齢別基準範囲」を作りました。
そこで分かったのは、55歳以上では、
収縮期160/拡張期100mmHg
までは正常な範囲だということです。
さらに、2008年の住民追跡研究では、60歳以上の男女において、
収縮期160/拡張期100mmHg以上
で死亡率の上昇が見られることが確認されました。
医療費の限界も一因
また、国民医療費の限界も理由の一つです。
2008年に特定健診・保健指導(メタボ健診)が始まりましたが、その後は過剰診断や薬物副作用によって医療費が増え続けました。
これを抑えるためにも、新しい基準が必要だったんです。
新基準の内容を詳しくチェック!
では、新しい基準はどうなっているのでしょうか?
- 140/90mmHg以上:受診勧奨判定値として残されていますが、「再検査や生活習慣改善指導等を含め、医療機関での管理が必要な場合がある」としています。
- 160/100mmHg以上:すぐに医療機関の受診が必要と明記されました。
- 140~159/90~99mmHg:生活習慣を改善する努力をし、その上で数値が改善しない場合は医療機関の受診を促しています。
これからは
今回の基準変更は、国際基準に合わせること、統計データに基づいた適切な基準設定、そして医療費削減や過剰診断の抑制を目的としています。
特に高齢者にとっては、加齢に伴う血圧上昇を正常な変化と見なし、過剰な医療介入を避けるための大切な変更です。
ですから、高血圧と言われたら、まずは原因をしっかり確認しましょう。
原因が加齢や年齢であるなら、焦る必要はありませんし、その血圧が体には必要なわけです。
毎朝と就寝前に血圧を2回ずつ測るだけでも十分です。
体は正直に反応しますので、変化があればすぐに気づくことができます。
私はすでに5月16日から血圧薬(アムロジピン)はやめています、それでも毎日の降圧体操で今は140以下に保っています。
さあ、今日も1日、体を動かすことで自分に合った血圧標準を目指しましょう。