おはようございます
皆さん、今朝の調子はどうですか?昨日午後から風が強めでしたね。
いよいよぶどうの勝負の時期がやってきました。
今年も庭ではシャインマスカット系の「雄宝」、畑では巨峰を育てています。
ここまで順調に花房作りが進み、庭のシャインマスカットには15房の花が咲きました。
昨日から花が咲き始め、おそらく天候次第ですが7日後くらいには満開になりそうです。
満開になると3日以内に無種子化のための
ジベレリン処理
を行います。このタイミングの見極めがぶどうにとっての生命線です。
昨年の失敗から学ぶ
昨年はジベレリン処理に失敗し、ぶどうが大きくならず固くなってしまいました。
今年は同じ失敗を繰り返さないよう、濃度の調整には細心の注意を払っています。
さあ、説明書をよく読み、準備を整えましょう。
ジベレリンとフルメットの使用方法
まずはジベレリン(5錠入り)の説明書を見てみましょう。
- 使用目的: 無種子化、果粒肥大促進
- 使用時期: 満開時、満開3日後の第1回目、10~15日後に第2回目
- 濃度: 第1回目 12.5~25PPM、第2回目 25PPM
水600mlに錠剤3錠で25PPMになりますので、これで作る予定です。
次にフルメット液剤(ホルクルフェニュロン)の説明書です。
- 使用目的: 着粒安定、果粒肥大促進
- 使用時期: 開花後満開時、または3日後(ジベレリンに混合可能)、1回
- 濃度: 2~5PPM
水600mlにフルメット3ccで5PPMになります。したがって、600mlの水にジベレリン錠剤3個とフルメット3ccを入れれば、ちょうど良い濃度の液ができます。
調合の手順
化学と数学の授業のようですが、間違えるとこれまでの成果が台無しになりますので、慎重に行います。
- 720mlのペットボトルに600mlの水を入れます。
- ジベレリン錠剤3個を溶かします(25PPM)。
- フルメット3ccをスポイトで正確に計量して加えます(5PPM)。
これで必要な濃度の溶液が完成です!
※ 1日か2日で使い終わる。
最後に
小学生のころ理科と数学が好きだったことが、半世紀後ここで役立っています。
今年こそは美味しいぶどうが収穫できるように、手順をしっかり守って作業を進めます。
ところでいまさらですが
PPM
って何の単位だったんだろう?教わってない気がする。
皆さんも、栽培の参考になれば嬉しいです。
これからも応援よろしくお願いします!