おはようございます
ずばり年金の受給開始を何歳にするか
質問すると
年金開始の65歳で支給してもらう
仕事を退職して収入がなく、年金を加味しなければ生活を維持していけないので受給します。
繰り下げる
いま年金を受給しなくても、貯蓄もあるし生活に困っていないので繰り下げ受給します。
STEP.1さあ、どちらですか?
しかし、就職して40年間退職まで働き、再就職してある程度貯蓄をしている大多数の人はおそらく、年金は受給しなくても65歳から70歳までの5年間くらいは貯蓄で普通に生活ができると思われます。
その間に概算的には年間350万円で5年で1800万円くらいあればいいと考えます。
でも現在の年金繰り下げ申請をみると
1~2%
の人しか実施していないそうです、なぜなのでしょう?
私的な繰り下げしたほうがいい理由を、5つのポイントに沿って説明します。
1 年金の考え方
(でも、何に支出するかわからないので手元に早めに現金を置いておきたい)
2 銀行に預けた場合、繰り下げた場合の利率
3 年金だけの生活になった場合の将来の不安解消
4 70歳からは収入は一般的に難しい
5 総額でどっちがお得(寿命の問題と健康年齢)とは言えない
年金の考え方
そもそも年金は貯蓄ですか?
いいへ・・・違います
年金は一種の保険として捉えられ、個々の人が退職後の生活を支えるための長期的なリスク管理の手段として機能します。
人々が老後に生計を立てるための資金を積み立て、定期的な支払いを受け取ることで、長期的な収入の安定性を確保します。
年金制度に参加する多くの人々が、リスクを共有することで、個々のリスクを軽減し合います。
多くの国民が支払った保険料や積み立て資金を共有し、必要なときに給付を受け取るという仕組みです。
保険であるなら、災害保険、住宅保険、自動車保険、傷病保険がありますが、どれも万が一の被害にあった時のためのもので、自ら被害にあう人はいません。
年金はというと、年齢と共に体が動かなく生活していく資金がなく、生活に困ったときのための一種の保険です。
単に年金を収めた額が少しでも戻るなら、権利があるからもらっておこうと考えているだけではないでしょうか?
あなたは何に支出するかわからないので、手元に現金を置いておきたいと言うかもしれませんが、手元には使うための貯蓄があるのです。
銀行に預けた場合、繰り下げた場合の利率
これについては、一目瞭然とはっきりと分かりますね。
年金はおそらく使わずに、銀行に預けたり、一部は投資に回したりしたとしても、利率が少しプラスしたとしても年1%くらいがいいようなものです。
他に投資信託にしても手数料が高くて、どうなるか不確実な投資になります。
ならば、政府の年金を繰り下げ受給することだけで、5年間で42%も増加するのです、このよな商品はどこにもありません、しかも日本がある限り確実にプラスになっているのです、しかも申請を遅らせるだけで一生涯支払われ、必要な時にいつでも月単位で申請できます、こんな保険他にないと思います。
年金だけの生活になった場合の将来の不安
われわれは、いつになったら体が不自由になったり、働けなくなったりするかわかりませんが、繰り下げにした場合は1か月単位で必要になった時に申請すれば翌月より年金は支給されるのです。
それまで、増加した利率で支給されるわけです、将来年金がチョット少なく、あと5万円プラスになるとより豊かに生活できることができるとすると、それが年金を据え置くことで可能になるのです。
しかも、その後の将来の不安も無くなるのです、なぜかというと年金は生きている限り一生支払われるからです。
その他に、保険会社の個人年金も一生涯支払われるものもありますので、余裕のある方は少し入っておくと年金を受給する時に少しでもプラスになり嬉しい限りです。
私は若い時に騙されて個人年金に入ってました(今はちょっと感謝しています)、途中何度もやめようと思いましが、支払い続けて退職の時に余裕資金で全納しました。
その時の保険会社は退職時期と重なって、家まで上司をつれて他の商品を勧めてきましたが将来のライフプランができていたので断ってよかったと思っています。
今は、現在の貯蓄が減り〇〇〇万円になったとしても、70歳からは繰り下げした
公的年金プラスゆとり年金プラス個人年金
だけで暮らしていけるので、まったく不安はありません。
70歳からは収入は難しい
よく聞く話ですが、70歳からの就職はかなり厳しいものがあります、というか無理です、肉体的にも精神的にも限界かと考えます。
70歳でもできる画期的な仕事先ができれば別ですが、収入を得るのはなかなか厳しいと思います。
なので、できるなら(寿命とのバランス)年金を少しでも増額するのがいいと考えます。
それでも、私は常に仕事で働いて収入を得る方法をなんとか考えるつもりです、一生涯仕事をします。
総額でどっちがお得(寿命の問題と健康年齢)とは言えない
総額がどっちがお得と考えるか?
色々なデーターがあります、寿命の考えかたも色々あるし、他の税金や保険料と年収との関係もあるし、そもそも自分は何歳まで生きるか不透明なところ、このような先が見えないことだらけです。
ならば、今手元に確かな現金を少しでも置いておきたいと考えるのでしょう。
ずばり、考え方の違いで、どちらが得とは言えないのです。
しかし、そもそもあなたの幸せは現金があればいいのですか?
現金の原点は物を買ったり、他人から何かしてもらう対価で支払うものです、現金そのものが人生を豊か(幸せ)にはしてくれないのです。
現実に現金に余裕がなく、豊かに暮らしていけないのであれば、もちろん年金を数十万円もらうことをお勧めしますが、大多数の人は必要がないのに年金を受給して貯蓄しようとしていませんか?
年金の考え方は保険なのんです、交通事故に会い保険を請求する時に、繰り下げ受給すれば年8.4%増額して支給ならどうしますか?
5年後には、いまより42%増えて一生涯戻ってくる保険なのです。
今受給するか、一生涯増額して受給するかの違いです、もちろん将来の寿命は未定です。
これからは
これからは生活を謳歌するために家の中で、または戸外でできる趣味を持ち、健康管理に気を付けて少しでも長生きすることが、人生の幸せにつながることと思います。
長生きすればするほど年金を繰り下げ支給することの恩恵を共有することができ、その後は生活資金の心配をする必要は全くないのです。
繰り下げ受給は将来の不安を軽減し、生活の安定を図るための有効な手段と言えます。
これからまだ繰り下げ支給を検討していないシニアの方は、ぜひメリットについて理解を深め、自分に合った選択をしてください。