温暖化の影響なのでしょうか。異常に高温
続きだった夏も、お彼岸を境にやっと、
一挙に秋の気配に変わりました。

季節の変わり目に、体調を崩さないように
心がけてください。

ご自身の体の様子で小さな変化も察知する
と、良いと思います。

私ごとですが、二日間、仕事の用事で家を
離れていました。

残念ながら毎日頂いている、穀物・菜食の
食事が食べられない状況でした。

試しに、二日間の食事を外食にしました。
そのうち、一度は宴会がありました。

一般的に言う、ご馳走です。

以前は、美味しく食べていましたので、
久々に良く味わって頂きました。

ところが、帰宅した翌日から改めて、大きな
違いを発見することになりました。

その翌日のことです。

『日ごろから、腸内環境を整えましょう。』 と
お勧めしていますが、改めて、その事実が
はっきりと体験できました。

この度の外食で、どうしても、肉、魚、乳製品、
卵などをたくさん食べることになりました。

普段は食べていない食材です。その結果は
明らかに違います。

形状、匂いが全く違います。
詳細は、あなたのご想像に委ねます。

言えることは、穀物、菜食を中心とした食事の
時に腸内環境が、どれだけ、クリーンで良い
環境に保たれているのかを再認識できました。

『な~んだ。そんなことは、当たり前だよ。』
と、軽く聞き流さないくださいね。

あなたの、体を健康に保ち、その土台の上に
美しいお肌が作られると分かった時は、一刻も
早く、食事の内容を見直すと、決断ができます。

その決断の決め手は、実は自分の体が訴えて
いる信号があるからです。

ニキビ、アトピーの体験は、決して無駄では
ありません。

一緒に学びながら、誰よりも健康な体と、
健康的な美しいお肌をあなたのものにできる
チャンスと言えるからです。


では、前号の続きを、お話ししましょう。

「便秘」 の対策の続きになります。

便秘を治す食事と言えば、食物繊維、ビタミン、
ミネラルたっぷりの献立があげられます。

常習性便秘の大部分を占めているのは、
弛緩性便秘と言われ、陰性の便秘です。

内臓の下垂や虚弱体質、病気で体力が低下
している人、高齢者の人などに見られます。

腸のぜん動運動が弱く、ときには、腸の粘膜
や腸壁が薄くなっていることがあります。

安易に食物繊維を多く含んだ食品をとると、
軟便や下痢、便秘を繰り返します。

このような方の、調理方法は、柔らかくゆでる、
細かく切る、やわらかな味つけでじっくり煮込む
など、腸に過剰な刺激を与えないよう工夫
します。

陽性の便秘は、動物性食品のとりすぎで、
消化しきれず腸で固まったとき、塩分の
とりすぎ、ご飯をよく噛まないで食べ過ぎた
時になどに起こります。

このような場合は、酸っぱいりんごのすりおろし、
青菜のひたし、野菜ジュース、ところてんなど
陰性の食品で食物繊維を豊富に含んでいる
ものをとると改善されます。

陰性、陽性どちらの便秘も、主食である穀物を
未精白のものに替えるだけで、かなり症状が
改善されます。

腸内環境の良さとお肌の美しさは、一体です。

大腸に負担の掛かる食生活は改めましょう。