麻生氏曰


「ここに奥さん方がいっぱいおられますが、自分のだんなを見て、う ちのだんなは100点満点?政治家にも、政党にも、100点満点は求めないで下さい。100 点はあり得ないから」


何も、国民は100点を求めている訳では無いことを麻生氏は理解をしていない。
今の政治情勢や経済情勢の中で的確な手を打ったとしても100点満点の政策が行なえるはずもない。


では、何故に国民はここまでイライラするのだろう。


明確な理由が一つある。


それは、国民の信を問うた選挙が行なわれていないからである。

思えば、「郵政選挙」と呼ばれた小泉政権下での衆議院選挙の実際の内容をどれくらい投票をする側が理解をしていたのだろうか?
小泉の「勢い」、「ノリ」で投票をした人間が多数いたのではないのだろうか?
あの選挙時の一端はマスコミの責任も大であり最近の報道の「無恥」さ加減には呆れる。

もっとも、国民の「無知」にも責任があるとの意見もあるのも事実だが、「自公」即ち現与党の詭弁や責任逃れには、呆れ返るより他なく未だに、衆院での2/3の議員数で法案を通す力を得たことさえ否定をする変わり身の早さである。


「郵政選挙」では、国民の大多数は「郵政の民営化に賛成か反対か」の掛け声で投票をしてしまったはずである。
「後の祭り」とはよく言ったものだ。


ある意味では、「詐欺」で成立をした政権でありその後は、ただの「たらい回し内閣」でしかない。


今、国民はそれに気が付いていることを自覚をしていないし、「感じている」としてもばら撒きで誤魔化そうとしている。

一歩譲って、国内にばら撒くのあるならば「国内の企業や個人からの税収」であるのだから許しもしよう。


しかし、国外に対しての「麻生氏」個人の受けを狙い、「外交の麻生」を売り出すために諸外国に景気よくばら撒く愚策だけは我慢がならない。


今は、日本国内の政策及び経済状態を安定をさせることが一番の重要課題では無いだろうか。


その足がかりのためには、早々の解散総選挙が必要不可欠であろう。


いつまでも解散をさせられない理由として、与野党勢力の拮抗という二大政党の道を明確に歩むべきという考えが現実味を帯びてくる。


その時に不可欠なものに正論をはく少数野党の存在も不可欠なのだが、今の公明党に勤まるだろうか?
長く、与党に組していた公明党にはその資格が有るや無しや?


そして、「与党にはなりたくはない」とのたまう共産党の存在は?


どちらにしても、「政争より政策」と就任当初にのたまい現実には政争(選挙での自民有利のために)政策を「行なっているフリ」をしている麻生内閣の正体はとうに見破られている事を自覚をし、発言をするべきだろう。


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