雨の一日でした。公園のアジサイは蕾を付けて、梅雨になるのを待っています。

 

 

ツバメは旋回しながら、軒下の巣に戻ります。まもなく可愛くて小さな頭がいくつか親鳥の帰りをまちわびることでしょう。

 

 

急なザーザーと激しい雨音にかき消されながら、救急車のサイレンは遠ざかっていきます。

 

 

早朝に散歩を終えたニケは早くも二度寝のために二階に上がっていきました。

 

 

天気の悪い日にはゆっくりと…。果報は寝て待てデス?

来月で八歳になるニケは少々歩く距離が短くなりました⁈が、愛くるしい顔は小さな時と同じです。

 

 

           イスに座るあんず (2)

今年も一緒に桜の満開を見ることが出来ました。今は次の季節に移ろうとしている北野の坂を毎日下りたり登ったり。一日として欠かしたことがありません。

 

 

ニケにとっては同じ道、いつもの匂いはそれはそれで新鮮なのでしょう。淡々と今の命を大切に暮らしているかのようです。

 

 

私と言えばニケのお陰でゆっくりと時間を刻むことへの贅沢や、四季の移ろい、雲の流れ、道野辺の花。いろんなことが美しく感じるようになりました。

 

 

お金ではない、力ではない。この世のすべてのモノやコトは悪ばかりではないこと。

 

 

かと言って必要な悪もあるのかもしれない。

常識が非常識となって、それを面白いと思える私は投げやりになっているのかあきらめの境地なのか…。

 

 

はたまた少しは器が大きくなって受け入れられる範疇が広まったのか⁈

 

 

もっと上、もっと深くいろんなことを知りたいという気持ちは何のためのものなのか、だれのための?となった時、人に自慢するものでもなく自己満足に浸るためでもないことにようやく合点がいく年齢になったようです。

 

 

それは若い人に押し付けるものでもなく、その人たちがそれぞれ今から学んでいくことです。

 

 

人生は長くて楽しい!と思いつつもガンジーの言葉。

永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きろ

 

 

命は永遠でないことは分かっていても日々の生活の中では忘れています。また忘れているから生きられるという人もいます。

 

 

自分の良心に正直であるために…。

今日もいい日にしましょう!

 

 

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