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(毎日新聞)

 東京都は31日、今年度の都内の待機児童数(4月1日現在)が前年度比555人増の8672人に達し、4年ぶりに過去最多を更新したと発表した。一方で保育サービスを利用できている児童は3年連続で前年を1万人以上上回っており、5歳以下の就学前児童が増え続けている状況に、施設整備が追いついていない実態が浮かぶ。

 都によると、今年度の都内の就学前児童は62万5347人。このうち、認可保育所や都独自の認証保育所などの保育サービスを利用する児童数は、前年度比1万1577人増のモンスタータービン Pro アディゼロf50 3万4911人。サービス利用率は過去最高の37.6%だった。

 区市町村別の待機児童数は、▽世田谷区1109人(前年度比225人増)▽大田区613人(同175人増)▽板橋区515人(同98人増)--の順となっている。

 就学前児童や共働き世帯の増加を受け、都は2009年から保育所の整備費を補助する独自施策を開始。今年までの5年間で、認可保育所は314カ所増の2019カ所、認証保育所は271カ所増の719カ所まで拡充した。09年度に策定した都保育計画では、保育サービスを利用する児童数を、10年4月から15年4月までに3万5000人増やし、22万8500人とすることを目指していたが、今年4月にこの目標を上回った。

 それでも児童の増加に伴い、待機児童ゼロを実現できない状況を踏まえ、舛添要一知事は31日の定例記者会見で、都有地に保育所などの福祉施設を整備する事業者に対し、土地の賃料を大幅に減額するなどの追加施策を明らかにした。早ければ8月にも導入する。

 都保育支援課の担当者は「子供を持つ女性の社会進出が予想以上に進み、共働き世帯が増えている。施設整備が間に合っていないので、今後もさらに施策を展開していく必要がある」と話している。【和田浩幸】