固い話が続いたので、心の話もしていきたいと思います。
治療中に辛いのはメンタルの部分も大きいと思います。
夜も眠れないし、皮膚はボロボロ、しかも世の中ステロイド信仰で理解されないことも多く、孤独な気持ちになることが大きいと思います。
さらにストレスによってますます痒みがひどくなったりします。
いつ治るんだろう、ほんとに治るのだろうかなど、出かけるのもボロボロな自分を見られたくないとか、、、。
そんな自分を支えてくれたのは、
1つは皮膚科の先生の、
「必ず治ると思って気楽にね」と言う言葉。
そして、たまたま見つけたアトピー経験者の美容師さん(この方もステロイドを止めて、なんと自力で治した)の「絶対治ります」と言う励ましの言葉。苦しみに寄り添ってくれる友人の言葉。理解してくれるほんの少しの人たちに大きく助けられました。
2つ目は、アロマでした。
皮膚に塗る事はできませんが、(炎症を起こす可能性があるので)、夜眠れない時に、またストレスが大きい時、香りを嗅ぐだけでとても癒されました。
皮膚が少しずつ治ってきたときには、リラックス系の香りで眠りをサポートすることができました。
リラックスにラベンダー・アングスティフォリア、カモマイル・ローマン、クラリセージ、ストレスで自律神経乱れるのでマンダリン、ジュニパーなど。
そして3つ目、これは最近見つけたんですけれども、橋本翔太さんと言う音楽療法家の方です。
たまたま知った『聴くだけうつぬけ』と言うCD付きの本なのですが。
橋本さんは糖質制限などで鬱を克服された方なんですけれども、
私自身まだめまいについては原因もわからず、見えるものでもないので理解されにくい状態で、時に孤独を感じる自分にとってとても共感できるものでした。
病気への心の向き合い方や医者との付き合い方などとても参考になるところがありました。
また橋本さんはもともと心理学を勉強されていたのにも関わらず自分が鬱になった事がとてもショックだったそうです。そして人との関わりを断ってしまった時期があったそうです。
私もアロマを勉強していて皮膚の事に詳しいはずなのにこんな皮膚炎になってしまってショックを受けていたところがあったので非常に共感しました。
しかし橋本さんの話を読んで、私も同じようにそーゆー使命というとちょっと大げさですが、いつか、あぁそういうことだったのかとわかる日が来るのかなあと思っています。
そしてなんといっても付属のCDが素晴らしい。
聴いたときに1曲目で涙が出たのにはびっくりしました。
ヒーリングミュージック的なのは聞いた事はあったのですが、大体なんか気分いいなぁ、、くらいで終わってました。
まさか涙が出るなんて。。
もともと音楽が好きなのですが、こんなにも音楽に力があるって事に改めて気づかされました。
どういった病気であっても、心に寄り添ってくれるものがあると、それだけで力が湧いてくると思います。
今理解してくれる人が、なかなか見つからない方も、この橋本さんのCDはおすすめだと思います。
人の痛みが心底わかるからこそ奏でられる音。だから寄り添って癒してくれるのだと思います。