(神戸新聞)
この取り組みは2012年の鹿児島県を皮切りに、翌13年から「北陸カレッジ」と銘打ち、石川県で観光素材の現地調査を実施した。これまでに神戸松蔭女子学院大(神戸市灘区)をはじめ、立命館大(京都市)や金沢大(金沢市)など延べ14大学が参加。北高品質サッカースパイク 第2弾の福井県では新たに東洋大(東京都)とフェリス女学院大(横浜市)などが加わり、計9大学が調査を行う。
若者の旅離れが懸念される中、旅行需要を呼び起こしたい鉄道会社、観光客を呼び込みたい自治体、実地調査を見込める大学側の思惑が合致。監修する神戸松蔭大人間科学部の青谷実知代准教授(ブランド?マーケティング)は「第三者目線で新鮮な観光プランを考案でき、学生は課題を発見し解決する力を養える」と意義を強調する。
学生らは実地調査後にプランをまとめ、「成果報告会」でJR西や旅行会社に向けて提案する。昨年に石川県の加賀温泉郷を訪ねた神戸松蔭大は「My Favorite(マイ フェイバリット)石川?加賀!」と題し、温泉郷の4地区について、伝統的▽親しみ▽奇想天外▽夢がある‐とテーマ分けし、グルメや体験スポットを好みに応じて組み合わせるプランを紹介。JR西の「JRおでかけネット」で取り上げられた。
「全く新しいものを発見するのは難しいが、女子目線の見せ方ができた」と青谷ゼミの4年生谷水仁美さん(21)=宝塚市。「今年は自分なりに感じた福井の魅力を発見したい」と意欲的だ。福井県新高速交通活用推進室の猪嶋宏記室長は「福井は学生の観光地になりにくく、特に女子大生に弱い。一つでも福井の良い部分を見つけてもらえたら」と期待を寄せている。
神戸松蔭大などは来年、北陸第3弾として富山県を調査する予定。