疲れセンサー
人間には「疲れセンサー」というのがあって、おい、そろそろ休んだ方がいいぞ、と教えてくれる。私の場合、恐らくこの「疲れセンサー」が人よりも発達しており、疲れを敏感に感じ取り、仕事の手を緩めたり、飲み会をキャンセルしたり、早めに就寝したりして、大病になるのを防いでいる。
どうもこのセンサーが壊れている人がいるようだ。前の部下がそうだった。仕事も遊びも手を抜かない彼女の体調を心配し、何度か身体を休めるよう話をしても、大丈夫ですよと明るく笑うだけ。ある日、職場で体調が悪くなり、そのまま入院した。
センサーを麻痺させる外的要因もある。覚せい剤は疲れを忘れさせるらしい。また、好きなものをやっているときは疲れを忘れる。私がまだゲーム大好き青年だったとき、2、3日不眠不休でゲームをしても 疲れを感じなかった。
しかし、動いた分だけその疲労は蓄積するはずで、筋肉だけではなく、内臓にも負荷は発生している。センサーが動かない人は筋肉や内臓の悲鳴が聞こえない。好奇心が強く、何にでも積極的に取り組む人に多いようだ。そういう人は気づいたときには手遅れだったということにならないように気をつけて欲しい。