吾郎
最近会社にどんどん人が入って来る。そろそろ名前を覚えられなくなって来た。補充されているのは、開発、営業、マーケがほとんど。男ばかりで面白くない。我がCSにも先週男子が1人加わった。
彼を仮に吾郎と呼ぼう。吾郎が入社したその日は運悪くCSに私しかいなかった。かわいそうな吾郎。男には見向きもしない上司と2人きりだよ。昼の2時に吾郎が恐る恐る私に声をかけて来た。
吾郎:あのう、この会社のお昼は個人個人で勝手に食べに行く仕組みなのでしょうか?
にかぽ:そうだけど。ひょっとしてお昼まだ?
吾郎:はい。皆で一緒に食べに行くのかと思ってまして。それにしては遅いなと思いまして。
にかぽ:(おい、もう2時だぞ。こいつニブイのか?)そ、そいつは悪かった。食べに行っていいよ。
2時間も腹をすかせながらじっと待つとは、この男只者じゃねぇ。案の定、その後、開発の姉貴から更なる吾郎伝説を聞くことになる。が、その話はまた今度。
社長が吾郎の歓迎会を開かないなんて、お前は管理者として失格だみたいなことを言う。もう一人の役員もプリシラちゃんに吾郎の歓迎会を開くよう打診してきたという。プリシラちゃんが、「私じゃなくてにかぽさんに言ってくださいよ」と役員に反論したところ、「ほら、あの人(にかぽ)は、興味の対象がハッキリしてるから」だってよ。
なんだよ、俺は忙しいんだよ。それにさ、若いうちはおっさんと飲んでも面白くないんだよ。おっさんは説教ばかりたれるから。かつて若かりしころ、上司の飲みの誘いに「ありがた迷惑です」と伝説的な断り方をしたり、先輩の説教にいちいちブチ切れて協調性のカケラもなかった20代の経験を持つ私には、若者たちの真の気持ちがわかっちゃうんだよ。
吾郎はさ、ああ見えてもタフなんだぞ。今夜だって、この俺様に電話の転送の仕方を聞くんだから(俺に聞くな!電話を取らない俺が知るわけねぇだろ)。ケアしなくても、雑草のように頑張ってくれると思うんだがなぁ。でも、仕方ない。歓迎会開くか。ってんで、今週金曜日は歓迎会。
といいながら、吾郎のキャラがとても好きなにかぽであった。