松尾潔のメロウな季節  /  松尾潔 | 二階堂書店の読書ブログ

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読んだ本を忘れないように。
これがこのブログの主な目的ですが、このつたない感想文がどなたかのお役に立てば幸いです。

 

 

前に、本を選ぶ基準を書きましたが。

 

たまーーーーーーーーーに、

100冊に1冊ぐらい、『ジャケ買い』を

してしまいます。

 

 

やけに雰囲気のいいモノを

フラフラッと手にしてしまいます。

 

これもまぁ、そんな1冊です。

 

 

作者の名前は知ってます。

 

作詞家さんですよね?

 

洗練された、都会的な詞を書く人だな~♡

と、思って注目してました。

 

 

そして、ルックスもいいんですね。

 

初めて拝見しました。

 

 

『メロウな季節』。

メロウって…。

 

アタシはメローイエローという

飲み物しか思い出さないけど(^^ゞ

 

洋楽とか、ジャズとか、

あまり得意分野じゃないので、

読んでもちんぷんかんぷんでしたショボーン

 

結局、音楽のことは何一つ

わかりませんでした。

 

ただ、意外にも

音楽以外のものを

たっぷり吸収しました。

 

これは本当に予期せぬ収穫。

 

まず、前書きを担当していた

菊地成孔さん。

(初めて聞きます、すいません)

 

 

この方の文章がめちゃ面白い!

 

大好きよ、こういうの書ける人😊

ちょっと記憶の片隅に

おいておこう。

 

そして、松尾さん本人の

あとがきにでてきた

『田村隆一さん』。

 

これまた、初めて耳にしたのですが。

 

もう亡くなったと書いてありましたが、

一応どんな方か気になって検索したら

この方の三番目の奥様が

岸田衿子さん。

 

この岸田衿子さんというのは、なんと

ハイジ、フランダースの犬、

赤毛のアン、あらいぐまラスカルの

主題歌の作詞家なんですって!

 

そうなんだ!

岸田さん、ありがとう!

 

 

私の少女時代は、

あなたが作ったその歌で

いろどられています花束赤薔薇ピンク薔薇クローバー

 

そんでもって、岸田きょんきょんの

お姉さまなんですって!

 

へーーーっ!

 

意外なつながり~。

 

 

話はそれましたが。

 

東急プラザで松尾さんが

田中さんとおぼしき男性に

声をかけた話がありましたが。

 

かっこいいですね、こういう話。

 

松尾さんもイキだし、

田村さんもおしゃれですね~。

 

 

こういうダンディなオトコって、

どんどん減っていくでしょうね。

 

絶滅危惧種だな、きっと。

 

ちょっと田村さんが書いた詩も

読んでみたくなりました(*^-^*)

 

 

 

そしてそして。

 

私は、ほんのちょっと

漢字おたくです。

 

たまに知らない字に出合うと、

こんなのがあったんだ!と

カンドーを覚えます。

 

 

この本にもありましたよ。

『顰み』(ひそみ)

 

初めて聞いたわ~。

ひんしゅく(顰蹙)のひんね。

ひとつお利口になったよ。

 

 

これだから読書は

やめられないね。

 

 

必ず何か得るものがあるドキドキ

 

今度は松尾さんのラジオ番組を

聞いてみようかな。

 

どんな声の方なのか

気になる。