アマプラにブルージャイアントがあったから見た。

やっぱり映画だから駆け足だな~と思ったけど全体的によかったと思う。なぜか不評レビューみたいなのもあるんだが俺が思うにジャズなんて普通聞かないからそういう人が「ジャズってこんな感じなんだ」って理解の助けになるから全然いいと思う。

 

そもそもブルージャイアントは俺が認める数少ない「家に置いて子どもに見せてもいい超健全な漫画」である。ちなみに『らんま二分の一』は駄目です。女の子の胸が出るしいろんな意味で性癖が歪みそうだから。

 

ブルージャイアントの話に戻るけど、映画だと東京での大の恋愛がカットされてるんですよね。仙台に残してきた女の子の失恋話とかすげぇ報われなくて好きなんですけどしゃーない。そしてやはり駆け足だからマジでズブの素人だった玉田のドラムの上達具合がやべぇ。

 

この映画における一番の天才は玉田である。

 

わざと音をずらしたりしていたが、もうあのずらし方は玄人のそれである。

 

ブルージャイアントって「音」で表現できるから、一かりやすいんですよね。これが絵画とかだとちんぷんかんぷんだけど音っていうのは身近にあるし音楽も身近だからとても入りやすい。このテーマが映画にも落とし込みやすかったと思います。

 

それにしても彼らの努力はしっかり単行本で追っていただきたい。彼らは割と努力をしているし、読んでいるとそれが分かる。だからある程度結果が出ても「まぁそうなるよな」と納得できる。ジャズの世界が俺にとって遠いからそんな風に思えるのかもしれないけど……。

 

俺が『ハイキュー!』がリアル路線の漫画では苦手で「お前ら本当に頑張ってるんか?」って思う。だから俺は野球漫画における『バトルスタディーズ』が好きなんです。急にポエム入るけど。

 

そんなこんなで見たブルージャイアント、割といい映画だったと思います。

多少のオリジナルもあったし……。

 

ブルージャイアントは今、海外編やってるから漫画買って読むんだぞ~。

同じ作者の『岳』って漫画は登山して死体になった人間を「よく頑張った」って言って落とす(こうするのがベターである)やつあるからそっちも見とけよ~。