生放送の中で勧められた作品の『僕だけがいない街』を読みました。

結論から言うと、まあ「ヴォ~! おもすれー!」とまではいかないけど、続きは気になるし読めなくはないなという漫画でした。

 

今回はこの『僕だけがいない街』のネタバレを含みますので、まずい! って人はこのまま逃げてください。色々言いたいことはありますので簡潔に記します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・タイムリープの都合がよすぎる。

 

この漫画は過去に戻る能力を有している主人公の物語なのですが(作中では「再上映」とされている)とにかく発動条件がよくわからないし、主人公が「戻れもどれ」みたいに言って本当に都合のいいタイミングで戻る。しかも、何回も戻れるようなので緊迫感がない。せめて、戻れる条件などは都合してほしかったです。

 

・犯人がそのまま

 

今回の事件の犯人は先生なのですが、この先生が終始怪しく描かれている。なので「こいつ怪しすぎるだろ、犯人じゃないな」みたいな感じで見たいんだけど、どう考えても犯人はコイツしかいない。それで実際真犯人が発覚しても「やっぱりね」という感じになってしまう。

 

ただ、逆に頭がとんでもなくキレる主人公がこの先生を全く怪しまない。そこには絶大な信頼を置いていて勝手に容疑者リストから外しているという点があるのだが、それを読者視点で味合わせたかったのかな? ともとれる。だとしたら結構よく考えられている……かな?

 

・ケンヤの理解力が常軌を逸している。

 

小学校が舞台で主人公が大人の知識を持っていて連続殺人犯を突き止めるというストーリーなのだが同級生は小学生である。だがこのケンヤがとにかく大人。「は? なにいってんの?」というわけのわからない事を説明してもすぐに理解する。こいつもタイムリープしてるだろと思ったくらいだったが全然してなかった。あとは周りの大人も理解力ありすぎ、特に母親。夜中に子どもが出かけるのを悠々と見送るとかマジか? 同級生の女の子を連れてきて理由もそこそこに協力するとかマジか? ってなる。

 

・ヒロイン誰だよ。

 

この作品にはヒロインというものが存在している……と思う。で、俺の中ではそれは雛月加代だ。加代は主人公がタイムリープしなければ先生に殺されていた連続殺人の被害者である。ただ、主人公が尽力するおかけでその命は助かるのだが……。

 

大人になって再会するとヒロミという男女と結婚していて子どもまで設けてやがる。しかも、主人公がタイムリープを繰り返して先生に追い詰められ昏睡状態になった後のことだからびっくりする。

 

「は? 加代ちゃんが人妻……? 子供もいるんだが!?」

 

主人公は「おめでとう」という感じだったが「おめでとう」じゃねーよ。お前は菩薩かよ。お前のヒロインがNTRれてんぞ・・・。

 

ある意味ここが一番びっくりしたといってもいい。

あと、申し訳程度のヒロイン候補でアイリという女子高生がいるがこいつは終始いろんな意味で怖い。主人公に理解ありすぎだし「次あった人に笑顔で話しかけてみよう」とか不審者待ったなしである。あとアイリをヒロインにするにはあまりにもストーリーが薄味すぎる。なんともいえぬ点である。

 

 

 

 

と、まぁ言いたいことはこんな感じである。

ちなみに同じく勧められた『エルフィンリート』は四巻くらいでやめた。こういうこともある。またおススメの面白い漫画があったら教えてくださいね。