タオ・コード
著:千賀一生
あらすじ
著者が中国雲南省の少数民族の村に滞在したさいに見せられた老子の原文書。その村には現代社会に伝わる老子書の解釈とは全く違うものが継承されていた。『聖なる性の秘技』その教えを村での生活や体験を通して学び、体感する様が書かれた紀行文。
グッときたポイント
古典『老子』に隠された解釈があるというセンセーショナルな入りから、著者の体験を通して語られる全てが満たされる『性』や『エクスタシー』の認識に目から鱗です。
『性』の話でありながら、決してセクシーな内容ではなくとても神秘的で神々しい様、そしてそれを体感した著者の心境の変化を読むごとに「そんな馬鹿な」と思っていた内容に徐々に憧憬の念を抱かざるを得ませんでした。
こんな人におすすめ
ちょうど個人的にとても悩んでいた分野で、尊敬する方のオススメ書籍として本書を手に取りました。
読了後、恥ずかしいだとか、隠すべきことという現代社会における『性』の認識とは何もかもが違う考え方に触れなんだか肩が軽くなるような気分になりました。
今いるパートナーとの関係に対しての解決策が書かれている訳ではありませんが、この書籍に書かれた『聖なる性』の考え方を知ることによって気持ちに余裕が出るのではないかなと思います。
#読書感想 #性 #パートナー